「北海道”ラグビーの日”」 きょう第2回開催
これまで、来年のラグビーワールドカップに向け、競技の魅力を語ってくれた北海道ラグビーフットボール協会の田尻稲雄会長。子どもたちにすすめたい競技だと話してくれたが、今回は、協会として子どもたちへの普及のために日頃から取り組んでいることを聞いた。そして、きょう開催される「第2回北海道”ラグビーの日”」の情報についても紹介していきたい。(取材・文/二株麻依)
まずは体験の機会を 小学校でレッスン
――普段から子どもたちへの普及活動はされているのでしょうか。
田尻稲雄:近年、小学校の学習指導要領の中に「タグラグビー」が入りました。私たちが小学校に出向いて、授業をやっています。学習指導要領の中でボールを使ったゲームは、バスケットボールかタグラグビーなんですよ。バスケットボールは、ドリブルができない子たちがたくさんいますが、タグラグビーは鬼ごっこみたいなものなので、小学校の先生たちも「これはいい」って言ってくれていて、受け入れてくれるんですよね。すごく子供たちも喜んでやってくれていますし。だいたいうちの協会から6人から7人ぐらいの各地区で教えるチームを作って、小学校に行って教えています。授業をきっかけにして競技人口が増えていけば嬉しいですし、折角ラグビーに触れる機会があるので、今後はちゃんとした形で大会を作ってあげて、楽しんでもらいたいと思っています。
ラグビー熱冷めないうちに 第2回開催
そんな田尻会長を中心とした北海道ラグビーフットボール協会は、「北海道“ラグビーの日”」から4カ月となるきょう9月10日(土)に、「第 2 回北海道“ラグビーの日”」を開催する。子どもたちが試合に参加できたり、大学生の試合を見たりして楽しめるプログラムになっている。
今回の目玉は、関東大学対抗戦「日本体育大学 対 慶應義塾大学」だ。協会では「ラグビーボーイズ&ガールズのわくわく感をつないでいきたい」としている。
提供:北海道ラグビーフットボール協会
【第 2 回北海道”ラグビーの日” 詳細】
関東大学対抗戦「日本体育大学」vs「慶應義塾大学」
日時:2022年 9月10日(土)13:00 KICK OFF
会場:月寒屋外競技場(札幌月寒ラグビー場)
~第2回「北海道ラグビーの日」スケジュール~
9:00 開場
9:30 U13・U14ラグビースクール中学生交流試合
11:30 U18高校生北海道代表・国体出場選手紹介
12:45 大麻高校チアリーディング部VARIOUS応援
13:00 日本体育大学vs慶應義塾大学 K.O.
13:40頃 ハーフタイム VARIOUS応援
14:30頃 ノーサイド
>>特集連載:北海道ラグビーフットボール協会 田尻稲雄会長「ラグビー、北の大地で再燃」
◼️プロフィール
田尻稲雄(たじり・いなお)
1948年生まれ。北海道小樽市出身。メディカルシステムネットワーク創業者・代表取締役社長。社会人チーム北海道バーバリアンズ設立者で、全国クラブ大会で4度の優勝に導く。2019年から北海道ラグビーフットボール協会会長を務める。座右の銘は「人類には、ラグビーをする人間か、しない人間かの二種類の人間しかいない」。
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