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【徹底レビュー】スノーピークのローチェア30!使用感やショートとの違いなどをチェック

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スノーピークのローチェア30の特徴は?

スノーピークといえば機能性やデザイン性に優れた製品を展開し、キャンパーに広く親しまれるブランドです。そんなスノーピークの定番チェアである「ローチェア30」は、座り心地の良さや高級感のあるビジュアルで人気を誇ります。

定価は22,000円(税込)と決して安価とはいえませんが、それでも「買ってよかった!」という口コミが絶えないローチェア30。どのような点が魅力的なのでしょうか。

ローチェア30

【基本情報】

  • 使用サイズ:幅58×奥行き65×高さ86cm
  • 収納サイズ:幅16×奥行き18×高さ101cm
  • 座面高:30cm
  • 重さ:3.6kg
  • 耐荷重:-
  • 素材:[フレーム]アルミニウム合金 [肘掛け]竹集成材 [金具]ステンレス [シート]ポリエステル

スノーピーク(snow peak) ローチェア30 キャンプ ○ 材質:フレーム/アルミニウム合金、肘掛け/竹集成材、金具/ステンレス、シート/ポリエステル

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徹底レビュー!使用感から組み立て・収納方法まで

hinataスタッフがスノーピークローチェア30を実際に使用し、以下のポイントを検証しました。良い点や注意すべき点を本音でレビューします!

  • 持ち運びやすさ
  • 組み立て・片づけのしやすさ
  • 座りやすさ

【持ち運びやすさ】バランスがとりやすく持ちやすい収納袋

収納袋に入ったローチェア30の長さは101cmあります。この日持参したスノーピークのテント・ランドネストドームM(収納時長さ70cm)や同シリーズのタープ、ローテーブル・IGTスリム(収納時長さ85.2cm)などと比べ、ローチェア30が一番収納サイズが長いアイテムでした。

徒歩キャンプや自転車キャンプで持ち運ぶには大きく、オートキャンプでの使用に適しているといえるでしょう。

身長175cmのスタッフが持っても身体の半分以上あり、写真で見てもその長さを実感できるのではないでしょうか。持つ人の身長によってはワゴンで運ぶほうが安心かもしれません。しかし収納袋は肩掛けしやすいデザインで、本体を身体に沿わせて持てるので運ぶ際にブレにくく、スタッフの間では「思いのほか運びやすい」との声が上がりました。

また、重さは3.6kgありますが、肩掛けして体に沿わせて運べば特段重さを感じません。この日は駐車場からサイトまで階段や傾斜のあるおよそ100mの道も、難なく歩いて運搬できました。

[写真上]Helinox(ヘリノックス)チェアツー Home [写真中]スノーピーク ローチェアショート [写真下]スノーピーク ローチェア30

同じくスノーピークのローチェアショートと、ハイバックローチェアの定番でもあるヘリノックスのチェアツー Homeとで収納時の大きさを比較しました。ローチェアショートの長さは84cmで、実物は写真で見るよりもローチェア30に比べたときの短さが実感できます。

またチェアツー Homeの長さは49cmなので、その差は一目瞭然です。チェアツー Homeは重さ1.265kgとローチェア30の半分以下の軽さで、片手でつかんで運べるためローチェアシリーズと比較しても携行性の高さがうかがえます。

上の写真はSUV車のトランクに積載した様子です。中央の下からタープ、ドームテント、ローチェアショート、そして一番上にローチェア30を積んでいます。

トランクの間口は幅およそ100cmで、内部は幅110cmほどあるので問題なく積載できました。しかし長さがあるぶん、隙間を埋めるように積載することは困難です。

高さのあるミニバンであれば立てて積載できそうですが、SUVやセダンタイプ、軽自動車の場合は横にして積むことになるでしょう。

それらの車種は積載可能な長さかを確認したうえで、ローチェア30を最後に積み込むと良さそう。そうすればほかの荷物に干渉せず積載しやすいうえ、最初に荷下ろしできるため一時的な荷物置き場としても使えて便利です。

【組み立て・片づけのしやすさ】わずか5秒で完了の中央収束式

ローチェア30は広げるだけで組み立てが完了する中央収束式のため、収納袋から取り出してわずか5秒ほどで設営できます。ヘリノックスのチェアツーのようなコンパクトに収納できるチェアは、1〜2分かけて複数部品を組み立てる必要があることを考えると、非常にスピーディーといえるでしょう。

ローチェア30は、立てた状態で背もたれと対角になる座面の端を持ち、座面をおろして組み立てます。勝手に開いてしまうことを防ぐ仕様からか、最初は少し開きにくく心配になるかもしれません。しかし、初めだけ少し力を加えて座面をおろせばと、あとはスムーズに開けます。

片づけるときは組み立て時と反対の工程でチェアをたたみます。収納袋は間口も幅もほどよく余裕があり、タイトすぎるという印象はありませんでした。しかしチェア本体が長いため、袋に入れる作業が少々むずかしい点に注意が必要です。チェアを下に寝かせておこなうか2人で作業するとよりスムーズでしょう。

【座りやすさ】長時間座っていられる、安定性の高い座り心地

アウトドアチェアに深く座ったとき、後ろに倒れそうで不安な思いをしたことはないでしょうか。ローチェア30は深く座っても安心感があり、背もたれに背中をあずけても転倒の不安を感じない点にスタッフ一同驚きを感じました。折りたたみ可能なアウトドアチェアでありながら、自宅の常設家具のように頑丈なところはローチェア30の魅力といえるでしょう。

実際に自宅で使用しているという口コミもみられ、その座り心地や丈夫さは多くのユーザーをうならせています。

脚のクロスポイントが低く重心が低いからか、安定感がありガタつきを感じません

生地にもハリがあり、深く座っても沈みすぎないため腰が痛くなりにくく、長時間座っても疲れません。また、沈み込みが少ないため立ち上がりやすい点も好評でした。ゆったりとくつろぐシチュエーションはもちろん、立ったり座ったりする動作が多いときでも苦になりません。

ローテーブル、焚き火台ともちょうど良い高さ

スノーピークのローテーブル、「IGTスリム」とコーディネートしました。IGTスリムは高さが40.8cmで、座面高30cmのローチェア30とは相性抜群です。スノーピーク公式サイトでも、ローチェア30と高さ40cmの「ワンアクションローテーブル竹」とのコーディネートを推奨しており、40cm前後のローテーブルと組み合わせて使うのが最適といえます。

スノーピークの焚き火台Mを使用する際にもちょうど良い高さです。薪をくべる際、製品によってはチェアも一緒についてきて背面の脚が浮いてしまい、ヒヤっとした経験がある人もいるのではないでしょうか。

ローチェア30は安定性が高いため前屈みになっても脚が浮くこともなく、安心して焚き火の時間を楽しめました。

ヘリノックスのチェアツー Homeと比較

コンパクトに収納できるおしゃれなハイバックチェアとして人気の高い、ヘリノックスのチェアツー Homeと比較してみましょう。並べたときの印象として、高さや幅といったサイズ感はほとんど同じに感じられます。

サイドから見比べると、ローチェア30のほうが座面の奥行きが長く、チェアツー Homeのほうが座面の沈みが深いことがわかります。

サイズ感は似ていますが座り心地には大きく違いがあり、チェアツー Homeは沈みが深めなぶんローチェア30に比べると立ち上がりにくい印象。脚の細さからか、動作によっては椅子が一緒についてきてしまうこともありました。

そしてローチェア30は肘掛け付きのため腕が楽だと改めて実感できます。また、竹製の肘掛けやマットなシルバーのフレームといったパーツに落ち着いた雰囲気を感じられ、スタッフからは「高級感がある!」との声が上がりました。

携行性の高さではチェアツー Homeに軍配が上がりましたが、アウトドアでリッチな雰囲気を演出したい人や、自宅のようにくつろぎたい人にはローチェア30がおすすめといえそうです。

ヘリノックス チェアツー Home

【基本情報】

  • 使用サイズ:幅54.5×奥行き64×高さ84cm
  • 収納サイズ:幅11×奥行き49×高さ10.5cm
  • 重さ:1.265kg
  • 耐荷重:145kg
  • 材質:[フレーム]アルミニウム合金、樹脂、ヒンジ [シート]ポリエステル

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