【Zpacks】ロングトレイルの本場アメリカ発!UL界のリーディングブランド
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自作ギアでアパラチアン・トレイルへ!
出典:Zpacks
アパラチアン・トレイルの道程で雄大な景色を楽しむジョー氏
Zpacks(ジーパックス)が誕生したのは2005年。その1年前、創業者のジョー・ヴァレスコ氏はアメリカ三大トレイルの一つ、「アパラチアン・トレイル」に挑戦していました。ジョー氏にとって、これが初めてのロングトレイル。そのために、なんとほとんどのギアを自作したのだそうです。
家庭用ミシンと独学で始まったギアづくり
もともと、縫製をしたことがあったわけではないというジョー氏。最初は、家庭用ミシンで試行錯誤しながらの独学でした。それでも、衣類はもちろん、キルトやバックパック、テントまでも自作したというのだから、その熱意には驚かされます。
アパラチアン・トレイルを無事に踏破したあとは、2007年にパシフィック・クレスト・トレイル、2009年にコンチネンタル・ディバイド・トレイルも達成してトリプルクラウナーに。その後も、2012年にニュージーランドのテ・アラロアをスルーハイキングするなど、合計16,000km以上の距離を歩いたそう。
ジョー氏が、こうしたロングトレイルで得た経験や感じたこと、実際にギアを試しながら気づいたことを盛り込んでいるのがジーパックス。たとえば、雨の多いアパラチアン・トレイルでの経験を生かし、全てのテントは小雨が降っていても風下のドアを開けたままにでき、湿気がこもらないよう設計。多様な地形での体験がアイデアとして随所に息づいています。
コンセプトは、「可能な限り最小限の重量で長距離を移動するための超軽量バックパッキングギア」。2005年から約20年に渡り、揺らぐことなくULギアをつくり続けています。
軽さもユーザー目線の機能も備えたULギアたち
最先端の素材も取り入れながら「早く前へ進む」ための傑作を
製品を開発するときも、できる限り軽量かつ最小限に抑えることから始めるというジョー氏。サンプルができたらテストし、必要に応じて改良。ミニマルでありながら、どんな天候でも5~6カ月のスルーハイキングに耐えられる機能的な製品を生み出しています。
軽さと丈夫さ、機能性を理想に近づけるため、素材も厳選。2006年からDCF(ダイニーマをUV樹脂フィルムでコーティングした生地)を使用するなど、今でこそアウトドア業界では知られるようになった素材も、かなり早い段階から取り入れているのも特徴です。
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