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話題の「バイオエタノールストーブ」の決定版!煙レスで家もキャンプもお任せです【hinataオリジナル】
職人の「技」と「遊び心」がキャンプ時間を彩る
そんな、キャンパーの必需品になりそうな「バイオエタノール・ポータブルストーブ」ですが、hinataとともに開発に携わったのが、人気キャンプギアブランド「Wee!HuB(ウィーハブ)」だという部分も見逃してはいけません。
パーツ精工 開発事業部 大金誠さん
同ブランドは精密部品加工のプロフェッショナル「パーツ精工」を母体としているだけあって、その優れた切削加工技術を駆使した質の高いキャンプギアのラインナップは知られるところ。2021年に発売された名作「ポケットコンロ Pokeco(ポケコ)」を愛用する人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな信頼のおける職人集団「Wee!HuB」のキーマン・大金 誠さんに、hinataオリジナルキャンプギア「バイオエタノール・ポータブルストーブ」へのこだわりや思いを教えてもらいました。
パーツ精工・大金さん(以下「大金さん」):“アウトドア”は大切にしたいキーワードですが、そのうえで、“なくてもいいもの”といいますか、刺さる人にだけ愛してもらえるような、そんな特別で私たちにしかつくれないものを形にするのをポリシーにしています。
その言葉通り、「バイオエタノール・ポータブルストーブ」にもWee!HuBならではの高い技術力やこだわりが詰め込まれているのです。
製品版と比べるとかなり大きめだったファーストサンプル
大金さん:僕は協業者の願いに手を貸したくなる性分なんですよ。だから、今回のhinataオリジナルキャンプギアのように、“キャンプでも家でも使えるもの”というようなオーダーが複雑な方がやりやすくて。ファーストサンプルはけっこう大きなものだったのですが、携行しやすいように「もっと小さくならないか?」という課題にも注力して取り組みました。
装飾に見えるボルトも五徳の調整や固定に使用。アカシヤの木を使ったふたにはhinataロゴをさりげなく刻印
大金さん:脚は捻じ込み式にして筒形のフォルムに収まるようにしました。五徳は収納したとき、ふたにぴったりフィットするよう設計しているのも見てもらいたい点です。その実現のために、五徳となる真鍮を直角に曲げる専用ジグもつくりました。各パーツにも既製品は使わず、小さなボルト1つから自分たちでつくって、ほかにない製品に仕上げているのもこだわりですね。
燃焼中でもふたをするだけで消火可能
ボディのコンパクトさだけでなく、マットブラックに真鍮とウッド素材を加えたレトロモダンなルックスも「バイオエタノール・ポータブルストーブ」の魅力。キャンプ場でも「それどこのギア?」と視線を集めることは間違いありません。
大金さん:ボディのブラックは耐熱塗装なんですが、手作業で塗った後、30分ほどかけて焼き付けます。それにウッドのふたを合わせているのがWee!HuBらしいデザインといえるかもしれませんね。オイル仕上げをしたアカシヤの木を使っているので、焦げに強いというメリットもあります。
マシニングによる切削作業以外は、ほとんどの工程が手作業で進められる
実用的でありながら、インテリア品のような佇まい。装飾に見える加工や孔も、全て収納・組み立て時に活躍するギミックとしての役割が与えられています。そんな、ギア好きをうならせる逸品は、つくり手の大金さんも愛用している模様。
大金さん:昨日もコーヒーを淹れる際に、これで水を沸騰させました。実用的な面もありますが、これを眺めながらお酒をじっくり楽しむのにもいいなと。炎とデザイン、これ自体がおつまみになる感覚ですね。キャンプでも家でも、たくさんの方がそんな時間を楽しんでくれたらうれしいです。
職人の技術があなたのキャンプを彩る
ずっと愛せるギアで、キャンプにもっと癒やしを
大金さんを中心に、一人で設計や加工をこなす精鋭メンバーがそろう「Wee!HuB」チーム
つくり手のこだわりと技術が詰め込まれた価値ある名品。穏やかで温もりのある炎が癒やしてくれる「バイオエタノール・ポータブルストーブ」は、インテリアとして、コンパクトな焚き火として、はたまた調理のサポート役として大活躍することは間違いありません。
いつものフィールドで遊ぶときも、自宅でリラックスするときも、これひとつあるだけで新鮮な体験へとアップデートできるはずです。
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撮影/薮内 努
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