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【徹底レビュー】スノーピークのドームテント「ランドネスト」!設営のコツや使用感などをチェック
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話題の新星!スノーピークのランドネストの特徴は?
スノーピークのランドネストドームMは、2023年6月に発売された3〜4人用のドーム型テントです。設営のしやすさや汎用性の高さから話題の新星として注目されており、これからキャンプ場で見かけることも多くなりそう。そんなランドネストドームMはどのような特徴があるのでしょうか。
ランドネストドーム M
- 使用サイズ(約):[フライ]幅280×奥行き450×高さ170cm [インナー]幅265×奥行き265×高さ160cm
- 収納サイズ(約):幅21×奥行き70×高さ25cm
- 重さ(約):8.7kg
- 耐水圧(約):1,800mmミニマム
- 対応人数:3〜4人
- セット内容: テント本体、インナーテント、センターフレーム×1、Aフレーム×2、Cフレーム×2、ジュラルミンペグ21cm×14、自在付ロープ3m×6、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
スノーピーク(snow peak) ランドネストドーム M SDE-260 4人用 キャンプ&ハイキング
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徹底レビュー!使用感や注意点など
「1人で簡単に張れた」「強風の中でも耐えられた」との口コミが見られるランドネストを、hinataスタッフが実際に設営から撤収までおこない、その使用感をチェックしました。以下の点に着目し、おすすめのポイントや注意点を本音でレビューします。
- 持ち運びやすさ
- 設営のしやすさ
- 居住性の高さ
- 機能性の高さ
【持ち運びやすさ】しっかりとした収納バッグで可搬性抜群!
ランドネストの収納バッグの大きさは幅21×奥行き70×高さ25cmで、容量にするとおよそ37L。2〜3泊用の旅行バッグの大きさです。
収納時のランドネストは大きくて重そうに見え、実際に8.7kgの重さがあります。しかし持ち上げてみると「フレームなどの部品が軽量化されているのか、大きさのわりには重く感じない」との声が聞かれました。収納バッグは肩掛けができて運搬しやすく、しっかりとしたつくりなので安定した状態でテントを運べます。
SUV車のトランクにも問題なく積載できました。下にランドネストを積み、その上に同シリーズのタープを積んでもまだ高さに余裕があります。荷物が少なければ軽自動車でも問題なく積み込めそうです。
トランクの幅はおよそ100cmあり、左端にスノーピークのシェルフコンテナ25、右端にスノーピークの焚き火台Mを置いてその間にすっぽり収まりました。チェアやテーブルと違って柔軟に形状を変えられるので、難なく積載可能です。
【設営のしやすさ】ペグ打ちまで15分で完了!初めてでも楽らく
セット内容は以下のとおり。
上段左から
- インナーテント
- フライシート
- センターフレーム×1
- Cフレーム×2
- Aフレーム×2
下段左から
- 収納バッグ
- ジュラルミンペグ21cm×14
このほか
- 自在付ロープ3m×6
が付属します。
写真上はセンターフレームにAフレームを接続している様子です。フレームはいずれもショックコードが内蔵されているため、設営の際バラバラになったり途中で抜けてしまったりすることはありません。また、フレームの接続に関しては硬い部分もなく、強い力を必要とする箇所はありませんでした。
センターフレームの上下にAフレーム、両サイドにCフレームを配置した状態です。
多くのテントがインナーテントを先に設営してからフライシートをかぶせる手順を採用していますが、ランドネストの設営手順は特徴的。先にフライシートをシェルター状に設営してから内側にインナーテントをセットします。
フライシートはこの状態で自立する(写真上)ため、インナーテントを設置せずにシェルターとして使用することも可能です。
テントの周囲8カ所と、ロープ6本にペグを打てば、フライシートの設営完了です
フライシートだけを設営した状態です。日中は450cm奥行きのある広いシェルターとして使用し、日が暮れる前にインナーテントを設置して就寝にそなえるという使い方ができそう。
ここまでにかかった設営時間はわずか15分ほど。説明書や動画での予習はしていたものの、初めて実物を扱うスタッフが設営しましたが、部品の数が少なく強い力を必要としなかったため非常にスムーズに進みました。2人でおこなわなければいけない手順もないため、3〜4人用のテントですが1人でも設営できます。
【居住性の高さ】大人3人程度で過ごすには十分な広さ
フライシートの内側にあるフックへインナーテントをつり下げれば、あっという間に居室が完成します
出典:Amazon
インナーテントはフライシートの約6割程度を占める奥行きがあり、残りの4割を広い前室として使用できます
フライシートのすそには冷気を防ぐスカートは付属していません。しかし保温効果の高いダブルウォールタイプなので、極寒を除けば冬場でも十分快適に使用できそうです。
居室空間は2人でくつろぐには十分の広さがありました。ワンポールテントのようにセンターポールもないため、中央にテーブルを置いて団らんできます。大人4人で寝転ぶと寝返りをためらうくらいの窮屈さにはなりますが、大人3人または大人2人と子ども2人のグループであれば横になっても快適に過ごせそうです。
前室にスノーピークのシェルフコンテナ25(幅32.5×奥行き52×高さ21cm)とマルチコンテナL(幅18×奥行き54×高さ16cm)を置いた様子です。まだまだ余裕があり、このほかにも50L程度のクーラーボックスやコンパクトローテーブル、ローチェア1台は置ける広さがあります。荷物置き場としても、リビングスペースとしても有効活用できそうです。
また、別売のアメニティードーム用アップライトポールを使えば、キャノピーを跳ね上げてタープとして使うこともできます。ランドネスト1張でドームテントとしてもシェルターとしても使用でき、タープの代わりにキャノピーも使えるため、非常に汎用性の高いテントだといえるのではないでしょうか。
アメニティドームアップライトポールセット
- 使用サイズ(約):150cm
- 重さ(約):560g
- セット内容:アップライトポール150cm×2、自在付きシングルロープ2.5m×2、ジュラペグ17cm×2、ポールケース、ペグケース
スノーピーク(snow peak) アメニティドームアップライトポールセット TP090
【機能性の高さ】メッシュ窓やベンチレーションなど基本の機能は完備
ランドネストのインナーテントは出入り口が前後合わせて2カ所あり、サイドには三角のメッシュ窓が付いてます。フライシートにも同じ場所に三角の窓があり、両方開けることでテント内の通気性を保ちます。
ベンチレーションは2カ所あり、テント内の熱気を逃して換気できます
フライシートはPUコーティングされた75Dポリエステルタフタが採用され、耐水圧は1,800mmミニマムを誇ります。撥水加工のほかUVカット加工も施されており、日焼予防が可能です。しかし遮光素材ではなく、光がインナーテント内まで侵入する点は季節や時間帯によって気になる可能性があります。インナーテントの中が暑くなる可能性もあるため、テントを張る場所に気をつけて十分に換気するようにしましょう。
設営しやすく汎用性が高い、幅広いユーザーにおすすめのテント
実際に設営したりテント内で過ごしたりしたところ、スタッフもすっかり「これ欲しいかも」「次買うならこれがいい」とランドネストの魅力の虜になってしまいました。特筆すべきはやはり設営のしやすさ。フレームが入り組んで見えるため一見構造が複雑そうですが、実際は前後を気にせず手順も非常に簡単。テント自体の設営には慣れているものの、ランドネストを初めて扱った女性スタッフ1人でも15分程度で設営できたことは注目すべきポイントといえます。
また、絶妙なカラーリングや流れるような曲線を描くスタイリッシュなフォルムなど、見た目の美しさもスノーピーク製品ならでは。機能性にもビジュアルにも優れたランドネストは引き続き注目の的になりそうです。
ランドネストドーム M
- 使用サイズ(約):[フライ]幅280×奥行き450×高さ170cm [インナー]幅265×奥行き265×高さ160cm
- 収納サイズ(約):幅21×奥行き70×高さ25cm
- 重さ(約):8.7kg
- 耐水圧(約):1,800mmミニマム
- 対応人数:3〜4人
- セット内容: テント本体、インナーテント、センターフレーム×1、Aフレーム×2、Cフレーム×2、ジュラルミンペグ21cm×14、自在付ロープ3m×6、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
スノーピーク(snow peak) ランドネストドーム M SDE-260 4人用 キャンプ&ハイキング
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