【徹底レビュー】コールマンのティピー/ST!使用感や注意点、設営のコツなどを紹介

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コールマンのティピー/STの特徴は?

コールマン定番アイテムのひとつである、三角屋根のティピーテント。その中でも人気の廃盤モデル「エクスカーションティピーⅡ/325」のサイズやデザイン、スペックを継承しながら環境に配慮したリサイクル素材で仕上げた「ティピー/ST」が注目を集めています。

設営しやすさに加え高い居住性や機能性を誇るティピー/ST。特にティピーテントにはめずらしい屋根付きの前室や、それぞれ独立して使用できるフライシートとインナーテントが特徴的です。

ティピー/ST

【基本情報】

  • 使用サイズ(約):[本体]幅325×奥行き385×高さ200cm [インナー]幅230×奥行き325×高さ200cm
  • 収納サイズ(約):直径20×60cm
  • 重さ(約):6.3kg
  • 素材:[フライ]75Dポリエステルタフタ(再生繊維)(UVPRO、PU防水、シームシール) [インナー]68Dポリエステルタフタ(再生繊維) [フロア]75Dポリエステルタフタ(再生繊維)(PU防水、シームシール) [ポール]スチール、FRP
  • 耐水圧(約):1,500mm
  • 収納人数:3~4人

コールマン(Coleman) テント ティピー/ST (グレージュ) 3~4人用 シェード

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徹底レビュー!使用感や注意点など

「ティピー/ST」をhinataスタッフが実際に運搬、設営し、その使用感をチェック!以下の点に着目し、おすすめのポイントや注意点を本音でレビューします。

  • 持ち運びやすさ
  • 設営のしやすさ
  • 居住性の高さ
  • 機能性の高さ

持ち運びやすさ

収納サイズは直径20×60cmで、この中に3〜4人用のテントが入っているとは思えないほどコンパクト。収納袋は1泊旅行用のバッグほどの大きさです。とはいえ徒歩や自転車のキャンプで運搬するのには大きいため、車でのキャンプにおすすめといえるでしょう。

ティピー/STの重さは6.3kg。テントの中央に立てるメインポールが丈夫なスチール製ということもあり、持ってみると見た目よりは重量がある印象でした。しかし収納袋が肩掛けできるデザインなので、一人で難なく持ち運べます

設営のしやすさ

ティピーテントの魅力といえばパーツの少なさと設営のしやすさではないでしょうか。組み立てる順番さえおさえておけば比較的簡単に設営できます。まずはインナーテントを広げ、内側からメインポールの先端を屋根の頂点に合わせて立ち上げます。

ティピー/STはインナーテントのフロア中央部分にメインポールを挿すホルダーがついていてとても親切。適度に柔軟性のある部品なのでセットしやすいうえ、しっかりホールドするためメインポールがズレてしまうことがありません。ポールを立てる際、強い力は必要ありませんでした。

インナーテントを立ち上げたら、フライシートをかぶせます。正六角形ではないことと、「Coleman」のロゴが正面にくるデザインではないため少々迷ったものの、公式サイトの写真を確認しながら完了。身長175cmのスタッフはテントの頂上に手が届いたため比較的簡単にフライシートをかぶせられました。

一方で身長150cm台ほどの人は一人で頂上にフライシートを引っ掛けることは難しい可能性があります。20cm程度の踏み台を用意するか、ソロキャンプでなければ複数人で設営すると安心でしょう。また、フライシートをかぶせるときは、インナーテントの中に入ると頂上付近まで手が届きやすくなるのでおすすめです。

居住性の高さ

インナーテントとフライシートのダブルウォール構造。この日は日差しが強かったのですが、フライシートがしっかりと影をつくってくれたのでテント内は快適でした。インナーテントは背面の大きな窓に加えて、頂上付近に三角のメッシュ窓が付いているため通気性にも優れています。

フライシートには下からの冷気や虫の侵入などをガードする「スカート」はついていません。しかし、ダブルウォール構造なので暖かい空気を逃がしにくく、雪中や極寒以外は冬のキャンプでも活躍しそうです。

2人でくつろぐには申し分ない広さです。普段DODのワンポールテントMを使用しているスタッフいわく「体感はDODのワンポールテントMと同じくらいの広さ。正六角形をやや横長に広げたような形状であるぶん、レイアウトによってはティピー/STの方が広く感じる」とのこと。

コットを使わずにマットと寝袋をうまく配置すれば大人3人でも寝られそうです。荷物もテントの中に入れ、コットでゆったり眠りたいのであれば2人での使用がおすすめ。

ティピー/STは最大幅155cmの前室が備わっており、別売の部品でフライシートを立ち上げて前室をつくる、といったことは必要ありません。51L容量のハードクーラーを置いても余裕がある広さなので、ラックやウォータージャグも置けます。

機能性の高さ

テント上部と入り口付近にベンチレーションを装備しており、居室内の換気が可能。ベンチレーションの位置に合わせてインナーテント上部もメッシュになっており、通気性が確保されています。

ただこの日は日差しが強かったためか、風向きによってはテント内の暖かい空気がなかなか逃げ切らないことがありました。季節や天候に合わせてサーキュレーターを持参すれば、より快適に過ごせるでしょう。

インナーテントには大きなメッシュ窓がついており、ファスナーで開閉可能。クローズしてプライバシーを守ることも、メッシュ状態にして風を通すこともでき、時間帯やシチュエーションによって便利に使い分けられます。メッシュは目がこまかく、アリやテントウムシほどのサイズの虫なら侵入をガードできそうです。

便利なファスナー開閉式スリットも!

インナーテントの下部に一カ所、ファスナー開閉式スリットがあります。これがあれば、電源サイトで外からの延長コードを差し込んで居室内で電源を使用できます。

しかもスリット近くの内側にタブレットが入るメッシュポケットが配置されているという親切設計。夜のうちに枕元でガジェットを充電したい人にぴったりの、細やかな気配りを感じる機能です。

フライシートはUVカット機能付き。耐水圧も1,500mmあり、大雨にも負けません。晴天でも雨天でも安心して使用できます。

ティピー/STは、フライシートのみでもシェルターのように使用できる点が魅力的。簡単に設営できるので、宿泊しないデイキャンプやバーベキューの際にもおすすめです。

また、夏場はフライシートをかけずにインナーテントだけで涼しく過ごすという使い方も可能。シーズンやシチュエーションに合わせて便利に使い分けられます。

細やかな気配りを感じる親切設計に感動!

フロア中央のメインポール用ホルダーや電源コードを引き込めるスリットなど、「あるとうれしい」設計はさすがコールマン。ちょっとした設計や機能の有無でキャンプでの快適性が大きく変わるので、うれしい発見が多い機会となりました。

一方、フライシートの設営が少々複雑で苦戦した部分も。前室が標準装備されているという便利さには変え難いですが、初めて設営する日はできるだけスケジュールに余裕をもつことをおすすめします。

ティピー/ST

【基本情報】

  • 使用サイズ(約):[本体]幅325×奥行き385×高さ200cm [インナー]幅230×奥行き325×高さ200cm
  • 収納サイズ(約):直径20×60cm
  • 重さ(約):6.3kg
  • 素材:[フライ]75Dポリエステルタフタ(再生繊維)(UVPRO、PU防水、シームシール) [インナー]68Dポリエステルタフタ(再生繊維) [フロア]75Dポリエステルタフタ(再生繊維)(PU防水、シームシール) [ポール]スチール、FRP
  • 耐水圧(約):1,500mm
  • 収納人数:3~4人

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