【ASOMATOUS】創作好き×レビュー好きな最強コンビが生み出す”オバケギア”!
最初はリサイクルショップのつもりだった!?
木津川下流に広がる笠置キャンプ場は年間10万人が訪れる「キャンプの聖地」。約3万平方メートルもの広さを誇り、車で乗り入れることもできる
こんなギアたちを発信しているアソマタスですが、ブランドストーリーもユニーク。バックグラウンドを覗いてみましょう。
大学時代に出会ったふたりは、大学卒業後、いったん別々の道を歩みます。吉田さんはアウトドア総合メーカーに約8年在籍し、その間に河島さんもIT企業に勤めたり、単身で鳥取県へ移住して自然に関わる仕事をしたり、アウトドアブランドの野良道具製作所大阪店店長になったりと、それぞれに経験を積みました。
10数年を経て、お互いに仕事が一区切りついたころに、「一緒にアウトドアの仕事をしようか」とアソマタスが誕生。とはいえ、最初は京都の笠置キャンプ場近くで、アウトドアギアのリサイクルショップを考えていたのだそうです。
運命を分けた一泊二日の島根ツアー
「あの一泊二日島根ツアーがなければハングバーガーもアソマタスも生まれませんでした…」と吉田さんと河島さん
「アウトドア経験も長い二人なので、目利きはそれなりにできそうだよね。ホームセンターでは売っていないようなギアを、お手頃な価格で買えるリサイクルショップにしようよ、というのが最初の計画でした」と、吉田さん。
ところがある日、島根県に知り合いの手伝いで一泊二日で出かけたときのこと。工房にクライミング用の壁を立てる、という内容だったそうですが、その工事を無事に終えた帰路に吉田さんが「やっぱりものづくりしたいな…」と呟いたそう。
最も苦労した、製造を担ってもらえるパートナー探し
最初から「ガレージブランド」じゃなくて「メーカー」のつもりでスタートしたというアソマタスは、アイデアだけではなく、品質と量産にも目を向けていました。ところが、OEMではなくて、自分たちがつくった製品の素材に合わせて協力してくれるところを探すというのが本当に大変だったといいます。
「世の中にないもの」だから、ユーザーとして納得するまでテスト!
大ヒット商品のEX-GATEも、「ゴールゼロにははまるけどゼインアーツのジグにははまらないよね…」と、汎用性が出るように調整を重ねたのだとか
「世の中にないもの」を形にするということは、製品としての合格ラインも自分たちで決めるということです。手探りながら、ふたりの経験値と、吉田さん曰く「自分たちのクレーマー気質が役立ちました」とのこと。
「僕たち自身がクレーマーになりかねない人間で、買ったものが一回で壊れたらキレますからね(笑)。品質にこだわって、価格相応のものはつくろうと思いました。やったこととしては、まず自分たちの経験と市場のニーズのすり合わせです」
例えばハングバーガーでは、風速3~5mで磁石のフックにこれくらいの重さをかけるとなったらどんな強度がいるのか、とか、ストレスなく生地の上を滑らせるには?といったことを、いろいろな磁石を用意し、いろいろなものをぶら下げて検証したそうです。
2024年4月27日に直営ショップもスタート!今後も目が離せません
「年に一度はヒット商品と呼ばれるものを出したい」と意気込むアソマタスの二人。2024年春は、自在金具の付いたペグの発売を予定しているそう。詳細はこれから発表される予定ですが、誰もが思っていた「モヤモヤ」をいつものようにスパッと解決してくれそうな予感です。
2024年4月27日(土)からは、京都府笠置町のオフィスで直営ショップ「THE UNFORM STORE」もオープン予定。アソマタス製品が買えるのはもちろん、吉田さんと河島さんがセレクトするブランドの商品や、アソマタス限定品も並ぶというから見逃せません。笠置キャンプ場に行く人はぜひ立ち寄ってみては。
詳細はこちら:THE UNFORM STORE 公式Instagram
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