【Pre tents】THE FREE SPIRITS発!美しく堅牢な山岳・ソロ向けテント

山岳・ソロ向けなのに居住性も高い

16歳のころからテントをつくり始め、みずからもチベット登山をするなど、技術と実践経験の両方を持つワン氏。ソロ用や山岳用といった、軽量でコンパクトなことが求められるテントであっても居住性と頑丈さに妥協しません。

日本正規代理店「LOG」のメンバーの一人である笈川透さんは、自社で取り扱う前から個人的にプレテントを使っていたというブランドのファン。実際に使用した経験から、「山岳用であっても、テント泊に適したものが多い」と語ります。

人気商品について、実際に使ってみたからわかるポイントや、商品ごとのおすすめ使用シーンを聞いてみました。


使い勝手も文句なし!正規代理店の太鼓判レポ

軽量で美しく、使い勝手もいいプレテントの小さな幕たち。国内でもULハイカーを中心に人気ですが、取り扱い店舗も多くはないため持っているだけで一目置かれること間違いなしのアイテムです。

とはいえ、シンプルなものが多いソロ用や山岳用テントは、写真やスペックだけではなかなか実際の使い勝手まで判断できません。そこで、今回はLOGの笈川さんにリアルな声をヒアリング!プレテントの人気アイテム3つについて魅力を語ってもらいました。

【Lightrock 1p】設営が簡単!つり下げ式のダブルウォールテント

まずはプレテントを代表するダブルウォールテント、「Lightrock 1p」。名前の通り、大きな岩をイメージした美しい形状が特徴です。インナーとフライが一体となっており、フライの外側に直接ポールを交差させてフックで引っ掛けていくだけで自立するため、設営が簡単。慣れれば、3分ほどで完了します。

また、インナーとフライを別々にかける必要がないため、雨の日でもインナーが濡れることがなく、中に水滴や湿気が入り込まないのも快適なポイント。馬の蹄鉄のような形をした大きな入口は上下どちらからも開くことができ、上部を少し開けておくと中から外が見えるようになっています。

また、一体型になっているインナーは取り外しが可能。フライだけでシェルターとして使うこともでき、キャンプでも活躍!

交差させたフックに引っ掛けていくだけで自立。最低8カ所へのペグダウンも必要ですが、ロープでテンションをかけなくても自立してくれるので慣れていない人でも簡単に設営ができます

また、「軽さを求めるならシングルウォールなのでしょうが、シングルだと結露しやすく、結果的にテント内が寒くなってしまいます」とも。

こちらはダブルウォールでインナーテントまでは結露が入ってこないのもポイント。山での連泊も快適です。

身軽で安全な山歩きの心強いベース

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【Lightrock 2p】両面ドアが便利な2人用テント

2つ目はLightrock 1pをもとに開発された2人用テントの「Lightrock 2p」です。

1pと違ってインナーとフライが別々になっており、インナーだけをポールで立ち上げてからフライを掛ける一般的なダブルウォールテントのタイプ。1pは片方しか入口がありませんが、2pは2名用なのでどちらからもアクセスできるように、正面と裏側に入口が設けられています。

また、フライの厚みが1pに比べ約半分になっており、2名用になって広くなったのに重さは約1,560g と、1p(約1,440g)とほぼ変わりません。これは、1のようにつり下げず、上から掛けるタイプなのでフライにあまり強度が必要がないのだとか。

広い設置スペースが取れない山ではダブルアクセスが便利!

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【Soloist】トレッキングポールで立てられてハイカーに人気

最後は、手持ちのトレッキングポール(長さ125cm推奨)で設営ができるピラミッド型テント「Soloist」。ポールがないため、ダブルウォールながら1,009gと軽いのがUL愛好者にはたまりません。

また、Lightrockは1がフライだけ、2がインナーだけでも使えていましたが、Soloistはその両方が可能というのもうれしいところ。ダブルウォールでの設営時はインナーとフライが一体化しており、一度で設営可能なLightrock1と同じタイプです。

必要なロープは全てセットされているので、手持ちのトレッキングポールが1本あれば設営OK。入口のジッパーが左右にあり、フルオープンしたり写真のようにひさしをつくったりすることも可能です

軽量で汎用的に使えるピラミッド型テント

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張るだけで気分が上がる佇まいとシーンで選べるラインナップが魅力

小さくても独特のデザインとカラーで抜群の存在感を放つプレテントの幕。居住性や設営の簡単さ、持ち運びのしやすさも相まって、一度ソロキャンプや登山で使うと手放せなくなる人が続出しています。

また、居住性を高めるダブルウォール構造のテントでも、インナーだけ、フライだけといった違う使い方ができるので活躍シーンも多そう。おしゃれで安全性も確保された軽量ベースを探している人はぜひチェックしてみては?

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