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キャンプの目覚めは「ドクロ印」のコーヒーで!“カラシニコフも顔負け”の一杯で眠気とおさらば

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元軍人がつくった不気味さ漂う本格コーヒー

重いまぶたをこすりながらテントから出ると、まぶしい陽の光と爽やかな空気がお出迎え。キャンプの朝の爽快感は、ほかではなかなか味わえない体験です。そんなひとときのお供に欠かせないのが「コーヒー」。冷えた朝の体を温め、芳醇な香りが安らかな気持ちにしてくれます。

今回紹介するのは、そんな癒しを与えてくれる…とはほど遠い、インパクト抜群で一気に眠気が吹き飛ぶコーヒー!もう、パッケージからしてギョッとします。ドクロがこちらを見つめ、その下には「カラシニコフ」の名でも有名な自動小銃「AK」の文字が。

「AK-47 Espresso Blend 2.0(AK-47 エスプレッソブレンド2.0)」と名付けられたこのコーヒーは、アメリカの退役軍人によって設立されたBlack Rifle Coffee Company(ブラックライフルコーヒーカンパニー)の一品。元軍人が手がけたこともあり、このようなミリタリー感強めなコーヒーが誕生したのです。

軍人にとって、コーヒーは必需品。任務はもちろん訓練でも、一瞬も気を抜くことはできません。さらに、土地が広大なアメリカはクルマの運転もひと苦労。移動も重要なミッションであるので、アメリカの軍人は常にコーヒーを携え、集中力を保っているのです。

そんなコーヒーに精通した元軍人がつくったというのだから“気付け薬”として役立つこと間違いなし。実はこの日、自宅まで4時間超えの運転を控え、少々不安になっていた折、この強烈な見た目に惹かれてキャンプのお供に選んだのです。

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その味は「カラシニコフ」を凌駕する!?

豆はブラジルのダークローストとコロンビアのライトローストをブレンド。よく見ると、色の濃い豆と薄い豆が混在しているのがわかります。商品紹介によると、

「このブレンドを飲むと30発フル装填の弾倉を全弾を撃った銃身のように熱くなることでしょう。カラシニコフでさえ誇りに思うほど素晴らしいブレンドを作りました」

とのこと。なんともおどろおどろしい表現が並びます。果たして、素人が飲んでも大丈夫なのでしょうか…。

びくびくしながら豆を挽きます。とはいえ、外でコーヒー豆を挽くという行為はなんとも気持ちが良いものです。キャンプでコーヒーを飲む目的の一つと言ってもいいセレモニー感があります。

ドリッパーに挽いた豆を入れ、お湯を注ぎます。煎ったナッツやチョコレートのような香りが立ち込めてきました。ドクロマークに気圧されていたものの、上品な香りとのギャップに驚きつつ期待が高まります。

コーヒーを抽出するという時間もキャンプでの贅沢なひととき。特に、このような一風変わったパッケージのコーヒーは、「どんな味わいになるのだろう」と想像がふくらむ楽しみもあります。

ドリップが終わり、いよいよ待ちに待った瞬間が…いただきます!

一口目の印象は、酸味が強いものの、口当たりはスッキリ。ドクロの印象とは裏腹に、飲みやすい味わいです。一方、後味はしっかりとコクがあり、深み・苦味が強くなってきます。徐々にダークな部分が顔を見せ始めたようです。

体がじわじわと温かくなってきて、「銃身のように熱くなる」とはこのことだったのでしょうか。眠気もどこかへいき、頭が冴えてきました。AKの名は伊達ではありません。


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