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いまさら気がついた!「BUCK #110 フォールディングハンター」はナイフ界のレジェンドでした

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プレゼントでもらった「重くて古臭い」ナイフ

シブいナイフを愛でているキャンパーって、なんだかカッコいいですよね。こだわりが感じられて、そんな人がおすすめする物なら、なんでも買ってしまいそうな説得力がにじみ出るんじゃないかとさえ思えてきます。

まだそんな価値にすら気がついていなかった学生時代。バイト代で買ったオピネルのナイフを愛用していたころに友人から誕生日プレゼントとしてもらったのが、今回紹介するBUCKの「#110 フォールディングハンター」でした。

今でこそお気に入りですが、当時の僕にとっては、ブランド名だけを検索して「どうやらアメリカ製らしい」くらいで、重くてなんだか古いデザインのナイフくらいにしか思っていませんでした…(まさかこんな素敵なプレゼントだったなんて、ごめんなY君)。


古臭いヤツは「ナイフ界のレジェンド」だった!

やがて社会人になり、キャンプギアも貰い物の寄せ集めからこだわりモノへと進化をはじめました。そんな中でふと、「あの貰い物のナイフはどんなやつだっけ」と気になりはじめるわけです。

やけに切れ味が良く、いくら使っても収納機構が壊れる気配がないナイフが、実はすでに発売から50年を超えるナイフ界のレジェンド品だったと知ったのは、ゲットしてからおよそ3年後のことでした…。

約200gでかなりずっしり。基本UL派な僕ですが、この重さはなぜかたまらなく好きです

「ワンテン」の愛称で親しまれる#110 フォールディングハンターは1964年に発売された、現在でも名作として人気のナイフ。軍用として登場し、その後はハンターやキャンパーなど、アウトドアで活動するあらゆる人々の支持を集めてきた1本です。

その名の通りハンドル部分にブレードを収納できるのが特徴。手のひらに収まるサイズですが、ブレードを出せば全長約22cmと、なかなかに威圧感のある佇まいになるのです。

ちなみにハンドル前後の真鍮部分は、使っていくうちに段々とくすんできます。これを味ととる人もいれば、ピカピカに磨き上げる人もいるのだとか。僕はくすんでいる方が好きです。磨く手間もいらないですし…。

ブレードを収納するときは、ハンドル後端の背中にあるボタンを押しながらブレードを折り込みます。

このボタンがなじむまではかなり硬く、プレゼントされてから1年くらいは諦めてブレードを出しっぱなしで保管していたこともありました。今思うと危険極まりないですね。


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