トガッた見た目に絶対痺れる!原始回帰を思わせる無骨な焚き火台「火星人Kayak」

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小さな火床とゴトクの組合せ。そのシンプルさがたまらない

ファンも多い自立式ゴトク「火星人」をスタンド代わりに使った斬新なフォルム

ユニークなギアを次々と発表して注目を浴びているCAMPOOPARTS。今回紹介する焚き火台も、他とは一線を画するワイルドな見た目が魅力的です。薪が出ないように容器型になっている焚き火台が多いなかで、薪むき出し!といってもいい大胆さと無骨さは、焚き火本来の姿かもしれません。

こちらのベースとなったのは、同ブランドにもともとあった、焚き火の中に直接自立させられるゴトク「火星人」。2本脚の板を2枚組み合わせるだけのシンプルなゴトクに、舟形の火床を組み合わせた構造は、無駄がなく、組み立ても簡単。「もっと火というものを楽しんでほしい」と開発者・北野さんが話すように、炎と対話するかのような焚き火が作れます。


ツーリングやソロキャンで、相棒のように寄り添う小さな焚き火

ちょろちょろと小さな炎を楽しむA4サイズ。コンパクトで持ち運びも楽ちん!

こちらのKayakは、分解するとほぼA4サイズに収まるというコンパクトさ。その名の通りカヤックやツーリングなどでの持ち運びもしやすいですが、一般的なサイズの40cm薪は置きずらいサイズになっています。でも、これこそが「火を楽しむ」ためのこだわりの一つ。

「最近の焚き火台は薪をそのまま入れられるサイズが多いけれど、せっかくのキャンプなので、薪を割ったり切ったりしながら使って欲しいという思いを込めているんです」と北野さん。「バトニングナイフを持っているキャンパーは多いと思うけど、実際に使う機会がないまま眠っているという人もたくさんいると思うんですね。それらを使う機会にもなってほしい。あと、これは手元や椅子の近くでちょろちょろ燃やす焚き火なんです。炎の様子を見ながら、弱くなったら薪や枝を切ってくべて…。大きな鍋はかけられないけれど、お湯を沸かしてコーヒーを入れたり、熱燗を楽しんだりはできる。ちょろちょろした手元の焚き火って、線香花火的な楽しさがあるんですよ

炎の揺らぎに「1/fゆらぎ」という癒し効果があるというのは有名な話。手元で小さな焚き火の面倒を見ながら自然の中でボーッと過ごす時間は、最高のリラックスになりそうです。

調理面でもさりげなく優秀。使い勝手のいいサブゴトク付き

サブゴトク

ゴトクから進化した焚き火台だけに、調理面での使い勝手がいいのも特徴。まず、脚部分が鉄製でしっかりしており、小さくても安定感があります。また、直火が当たる中心のメインゴトクの他、火床より外側になる部分にサブゴトクがあり、沸騰したやかんを外に逃がしておいたり、シェラカップなどを置いておくことが可能。

炎の調整が難しい焚き火では、お湯が沸騰した後に鍋やヤカンを火にかけっぱなしにしておくとすぐ空焚きになってしまうので、サブゴトクはうれしい配慮。冷めてきたらまた火にかけなおして、のんびり自分のペースで温かい飲み物を楽しめます。


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