
北口榛花(写真:ロイター/アフロ) 8月7日、パリオリンピック女子やり投げ競技予選が行われる。 金メダルの期待がかかる日本選手団女子主将の北口榛花(26)が出場するため、大きな注目が集まる。 東京オリンピックでは左脇腹痛の影響によってベストな投てきが出来ず12位に終わっただけに、パリオリンピックでは金メダルを獲得し雪辱を果たしたいところだ。
金メダルが狙える実力者となった北口榛花
北口は2023年7月から11連勝しており、2024年6月に行われたクオルタネゲームズで2位となるも同大会では64m28をマーク。 パリオリンピック直前に行われたダイヤモンドリーグモナコ大会では、65m21を投げ逆転優勝を果たしている。 昨年8月に行われたブダペスト世界選手権では66m73の大投てきを見せて金メダルを獲得。 2024年現在世界で3本の指に入る女子やり投げ選手であるといっても過言ではなく、金メダルも現実的な目標となっている。 エントリー記録も67m38で32名中トップとなっており、まずは無難に予選を突破しておきたいところだ。
やり投げ競技における決勝進出条件
やり投げ競技で決勝進出するためには、「6回投げたうちの最高記録で上位12名に入ること」が条件となる。 しかし、実はもう1つ重要なルールが存在する。 それは、「6本中3本目までの最高記録で上位8名に入った選手のみが4回目以降を投げることができる」というルールだ。 さらに、自身の順番が告げられてから1分以内に助走体勢に入る必要がある。 そうした細かなルールを理解したうえで視聴すると、よりやり投げ競技が楽しめるだろう。
世界ランキング22位の斉藤真理菜と24位の上田百寧にも期待
パリオリンピックの女子やり投げ競技に出場する日本人選手は北口だけではない。 世界ランキング22位の斉藤真理菜と24位の上田百寧も出場するため、2人にも注目だ。 斉藤真理菜の自己べストは62m37で、上田百寧の自己ベストは61m75であるため、8位入賞も夢ではない。 実際に3年前の東京オリンピックでは、決勝で60m以上を記録した選手は7名しかいないため、60m以上を記録できれば入賞できる確率が高くなる。 北口のメダル争いと合わせて注目しよう。
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