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THINK SPORTS『データとスポーツ』
コロナ禍での外出自粛や在宅ワークなどで、自宅の周辺をウォーキングしたり、ランニングしたりする人が増えている。
そうしたなか、慣れてくると、時計やアプリを使って、自分の運動を数値化している人も多いのではないだろうか。
例えばランニングだったら、今やただ時間を計るだけでなく、走った距離やスピード、ラップタイムなどがすぐにわかる時代。そうしたデータが自分のモチベーションにつながるだろう。
もう一つ、大きいのは動画だ。スマートフォンの普及で、誰でも簡単に動画を撮ることができ、スポーツの世界ではそれをレベルアップに活用するのが一般化してきた。何よりも昔に比べて、自分(たち)のプレーを動画で見直す機会が増えている。
そうした動画を簡単に編集できるアプリも盛況だ。たとえば高校サッカーであれば、監督や選手たちが試合動画の気になるシーンに印をつけることで、攻撃面、守備面、各選手などといった状況別のハイライトなどを簡単につくることができ、それをレベルアップにつなげるチームが増えてきた。
高校野球では試合での1球ごとの情報を入力していくことで、各投手の投球のクセだったり、各打者の強み・弱みがわかるようなシステムが話題を呼んでいる。
少し違った角度で見れば、テレビの企画で、高校生がみんなで踊った動画を送り、それを編集して放送したダンスコンテストもあった。これもスポーツの世界の動画(データ)活用時代ならではの出来事だろう。
データの活用で私たちのスポーツライフはより豊かになるようである。
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