最高の一瞬『プロ入りする2人』

 

第104回全国高校サッカー選手権大会の埼玉県予選を勝ち上がってきた昌平高校。3年の長璃喜(オサ リュウキ)選手は大会前にJリーグ・川崎フロンターレの加入が発表されていました。

私が取材したのは、大晦日にNACK5スタジアム大宮で行われた2回戦。対戦相手は高知高校で、ともにこの大会の初戦となっていました。

長選手は、低い姿勢からスピードに乗ったドリブルやリズム感のあるフェイント、ゴール前のシュート技術がすばらしく、昌平の攻撃に欠かせない選手でした。

この試合、前半に先制点を奪ったのは昌平10番の3年生山口豪太(ヤマグチ ゴウタ)選手。その後追加点を奪ったのが長選手で、中盤から山口選手にボールを預けて一気にゴール前へ走り込みボールを受けると、キーパーをかわしてシュートを決めました。

この時、私は2024年夏のインターハイ決勝(昌平対神村学園)での長選手のすごいゴールシーンを思い出しました。それは右サイドから山口選手が上げたクロスに、ゴール前に走りこんできた長選手がカンフーキックのような姿でシュートを決めたものです。

当時は2人とも1年生で、この試合を3-2で勝利した昌平はインターハイ優勝を勝ち取りました。その2人がこの試合でも躍動し、長選手は後半にも追加点を決めて、高知高校に4-0で勝利し3回戦進出を決めました。

試合後は長選手(写真右)と山口選手(同左)がカメラマンたちから声をかけられ、快く撮影に応えてくれました。

山口選手も高校卒業後にJリーグ・湘南ベルマーレの加入します。両選手ともスピードとテクニックを兼ね備えた選手なのでJリーグでの活躍を期待しています。
 

 

 

高橋 学(たかはし・まなぶ)
1975年、福島県福島市生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科でスポーツフォトを専攻。1996年より(有)ジャパンスポーツで実績を重ねてフリーランスに。現在はサッカー、フットサル、陸上、フィギュアスケートなど様々なスポーツを取材している。