
◆◆“継続してもらう”が力なり
日本の少子化が社会保障制度に深刻な影響を及ぼすようになってきているが、日本の各スポーツ界にとっても、そのスポーツをやるプレーヤーがいなくなってしまうのは、当然の大問題だ。
それだけに、各スポーツはより多くの人にプレーを始めてもらうこと、そして「継続してもらうこと」がますます大切になってくる。
そうした観点でいえば、子どもたちのスポーツの現場などで、子どもがそのスポーツを嫌いになって、競技から離れていく現象が起こるのは、かなりマズい出来事であるのがわかる。
勝利至上主義によるパワハラまがいの指導が代表的な例だが、結果よりも成長を重視するスタイルで、プレーヤーがそのスポーツに夢中になって「続けたい」と思わせる環境づくりをしなければ、気がついた時には教える子がいなくなったということにもなりかねない。
それではレベルの高い選手が育たないという意見も根強い。
しかし、「結果よりも成長」で大きな成果を得た、いわゆる大器晩成のプレーヤーも少なくない。甲子園に出なくてもプロ野球で大成した選手。Jリーグのユースチーム出身でなくても、サッカーのプロで成功している選手たちを見れば明らかだ。
“継続してもらう”はこれからの日本スポーツの大きな力になるはずだ。
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