
THINK SPORTS『スポンサー』
プロスポーツにとっては、入場料、スポンサー、放映権という収入の3本柱があるが、そのなかの「スポンサー収入」はこれまで長い間、プロスポーツの大きな支えとなってきている。近年はスポンサーの存在が単なる経済的な支援を超え、チームや選手、そしてリーグ全体の運営や発展において欠かせない役割を果たしている。
特に大規模なチームや国際的なリーグでは、スポンサーからの資金提供が運営の中心になる場合がある。例えばリーグ自体にスポンサーがつくことで、金銭面からリーグの円滑な運営が可能になるわけだ。
選手個々とスポンサーという関係も出来上がっている。トップアスリートのスポンサー契約は、スポンサー側にとってブランドの認知度を高める重要な手段。スポンサーのロゴなどがアスリートを通してファンを中心とした多くの人々に知れ渡ることで、スポンサー企業は商品やサービスを宣伝することができる。
また選手個人としても、スポンサー契約を通じての収入はもちろんのこと、自身のブランド価値を高め、それがさらなる成功を生む好循環となっている。
一方、プロスポーツとスポンサーの関係でリスクなのは、スポンサーの撤退だ。特に規模がそれほど大きくないチームやリーグでは、スポンサーの撤退がそのチームやリーグの存続に関わるほど影響してしまう。
それだけに、プロスポーツ側としては、一つのスポンサー企業に頼らないだったり、入場料や放映権など他の収入源などともバランスをとった、チーム運営、リーグ運営が求められるところだ。
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