最高の一瞬『足元からの箱根駅伝』

今回からは４回に渡って、今年の箱根駅伝の写真を紹介していきたいと思います。

こちらは２区の選手たちが、襷を受けた直後の100～200ｍ走った地点での撮影です。私自身はこの地点から選手たちの正面からのカットを撮るように狙っているのですが、これは足元に広角レンズの別のカメラを置いていて、選手が入ってくると自動的にシャッターが下りるモードで撮ったものでした。

正面からのカットは、どうしてもほかと同じような写真になってしまいがちなので、ちょっと普段とは違う角度からの一枚が撮れたかなと思っています。快晴のお正月の空もうまく入りました。

このように１カ所で２パターン撮るというをやってから、山のほうへ向かって撮影というのを毎年やっています。

▼岸本勉（きしもと・つとむ）
1969年生まれ、東京都出身。
10年余りスタッフフォトグラファーとして様々な国内外のスポーツイベントを撮影。2003年に独立、「PICSPORT（ピクスポルト）」を設立。良くも悪くも人の記憶に残る写真を撮ることを心がけている。オリンピックは夏季冬季合わせて15大会、FIFAワールドカップは7大会、ほか国内外問わず様々なスポーツイベントを取材。国際スポーツプレス協会会員（A.I.P.S.）／日本スポーツプレス協会会員（A.J.P.S.）
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