
最高の一瞬『勝利後の喜びと大切さ』
2024年12月末の「全日本総合バドミントン選手権大会」女子シングルスで、2014年の山口茜選手以来、10年ぶりの高校生女王となった宮崎友花選手の3枚目です。
バドミントンは試合後の1枚として、報道陣のカメラマンのほうに向かってピースしたり、ポーズをとった写真を撮ったりするんですが、これは彼女が背中を向けてシャツの後ろに入っている学校名を見せた後にくるっと笑顔で振り向いたところのカットです。
とても自然体な感じで好感が持てたんですが、そこで思ったのは水泳との違いなんです。水泳の場合、レースに勝ったとしても記録が平凡だった場合、選手が喜んでいいのかよくないのか、何とも微妙で中途半端な表情になるケースがあるんです。
だからこのように、勝負がついて、勝った選手が素直に喜ぶのはいいなと思ったわけです。
▼岸本勉(きしもと・つとむ)
1969年生まれ、東京都出身。
10年余りスタッフフォトグラファーとして様々な国内外のスポーツイベントを撮影。2003年に独立、「PICSPORT(ピクスポルト)」を設立。良くも悪くも人の記憶に残る写真を撮ることを心がけている。オリンピックは夏季冬季合わせて15大会、FIFAワールドカップは7大会、ほか国内外問わず様々なスポーツイベントを取材。国際スポーツプレス協会会員(A.I.P.S.)/日本スポーツプレス協会会員(A.J.P.S.)
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