
最高の一瞬『決勝へ』パリオリンピック男子100mバタフライ 競泳 水沼尚輝選手
これも競泳の水沼尚輝選手の写真で、こちらは男子100mバタフライの準決勝のシーンです。同じポジションからだと似たような写真になってしまうので、ここではプールの正面に行って撮っていました。
水谷選手は2022年の世界水泳選手権で、オリンピック、世界選手権を通じて男子100mバタフライで日本史上初のメダルの銀メダルを獲得。日本記録保持者でもあります。パリオリンピックでは競泳チームのキャプテンを務めて、チームを引っ張る存在でした。
ただ、やはりバタフライという種目は厳しい世界で、このオリンピックも決勝に行くこと自体がすごいという感じだったんです。
そしてその準決勝は、決勝に進めるかどうかギリギリでした。ゴールした後、すぐには自分の結果がわからなくて、この彼の視線の先には日本のチームメイトがいたんですが、そこに確認をしたんですね。
それで「通過した。大丈夫だよ」というのを確認して、こうして両手で丸を作ったという瞬間です。
▼岸本勉(きしもと・つとむ)
1969年生まれ、東京都出身。
10年余りスタッフフォトグラファーとして、さまざまな国内外のスポーツイベントを撮影。2003年に独立、「PICSPORT(ピクスポルト)」を設立。良くも悪くも人の記憶に残る写真を撮ることを心がけている。オリンピックは夏季冬季合わせて15大会、FIFAワールドカップは7大会、ほか国内外問わず多くのスポーツイベントを取材。2015年FINA世界水泳選手権カザン大会より、オフィシャルFINAフォトグラファーを担当。国際スポーツプレス協会会員(A.I.P.S.)/日本スポーツプレス協会会員(A.J.P.S.)
Instagram:@picsport_japan
X:@picsport_jpn
X(Twitter)をフォローしよう
Follow @ssn_supersports
Follow @ssn_supersports