THINK SPORTS『ノート』

 

アスリートがレベルアップするときの手段の一つとして、選手が書く「ノート」の存在がある。

練習や試合の後に「何が良かったのか」「改善点はどんなところか」などを書くことで、自分の頭の中が整理されて、次の練習や試合での好パフォーマンスにつながるのだ。

基本はよかったところ、悪かったところを書き出し、よくなるためにやるべきことなども記しておく「自己反省」の場としてノートを活用する。それを繰り返していき、達成できたことが増えていけば自分の成長も感じられるし、継続的な課題も見つかったり、より深い振り返りができるだろう。

加えて自身の目標なども書いておくと、より効果的だ。短期的な目標から長期的な目標までを明確にすれば、自身のやるべきことの方向性を見失わず、上達へのモチベーションを維持することにもつながる。

技術や戦術に関するポイントを書き留めていけば、自分で学習しながら競技の知識を深めることも可能だ。これを書くと決めれば、上達のための情報収集をする意識も身につくだろう。

コーチとのコミュニケーションツールとしてノートを活用しているチームも多い。コーチと選手で成長している部分や課題を共有できるメリットや、自分自身だけでなくコーチから客観的な視点もノートに加えると、さらなる上達につながるはずだ。

ノートの積極的な活用は、必ずやアスリートの成長の助けになるだろう。

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