THINK SPORTS『ハイタッチ』

 

日本でバレーボール人気が高まっている。

国別対抗のネーションズリーグでは、男女共に好成績を残し、パリオリンピックの様子も大きな注目を集め、盛り上がった。

イタリア・セリエAで活躍する石川祐希や昨年までセリエAでプレーしていた高橋藍らが人気を引っ張り、10月に国内最高峰のリーグとして新しく開幕する「SVリーグ」も注目を集めている。

この競技で特徴的なのは、ハイタッチの多さだ。

セット間やタイムアウトの際の円陣の後には、一人ひとりの選手がチームの全員とハイタッチをかわす。プレー中の得点が決まった後にもコート内の選手は集まって円陣を組んだり、ハイタッチをしたりして、声掛けをしている。

他のスポーツと違って、その回数はかなりのものになるはず。とにかくマメにコミュニケーションをとるのが、バレーボールで見られる光景だ。

ハイタッチは1970年代にアメリカのプロスポーツ界で始まり、広まったとされている。

得点が入ったり、自分たちのプレーが成功した時などにハイタッチをすれば、当然気持ちが高まり、次のプレーの成功への呼び水となるだろう。

逆に失点やミスがあったとしても、コミュニケーションをとることでチームに一体感が生まれて、試合を盛り返す可能性が生まれる。

細かいプレーの連係だったり、試合の流れをつかむのが大切なスポーツだけに、バレーボールでは密なハイタッチが広まっていったのだと推察される。

またハイタッチの様子を周囲に「見てもらう」ことによる効果もある。例えば得点したときにハイテンションのハイタッチシーンが見られたら、その様子を見て、観客も盛り上がるというわけだ。
 

 

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