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女性ゴルファーのクラブ選びの基準が変化!? 今どきゴルフ女子たちのクラブ事情

昨今のゴルフブームで、練習場もゴルフコースも活気づいていますが、その主役となっているのが、華やかなゴルフウェアに身を包んだおしゃれな女性たち。コースに映えるさまざまな色や柄を取り入れて素敵に着こなしている彼女たちは、もちろんクラブにもこだわっているはず。そこで、ゴルフの魅力にすっかりハマっている二人のゴルフ女子に、クラブ選びについて語ってもらいました。そこには、意外な発見が!?

 

 

今回、お話してくれたゴルフ女子はこちらのお二人

 

 

〈左〉大田わかなさん(@wakana golf)ゴルフ歴/4年/ベストスコア87/年間ラウンド数約50回

〈右〉堂野佳寿美さん(@itsme-kasume)ゴルフ歴2年/ベストスコア86/年間ラウンド数約40回

 

 

◆中古のハーフセットから少しずつ買い替え、買い足しを繰り返して、クラブ探しをスタート

 

 

松村編集長(以下、敬称略):ゴルフを始めて最初に選んだクラブについて教えてください。

 

大田:私はゴルフパートナーの「はじめてのごるふくらぶプロジェクト」という、これからゴルフを始める人にゴルフクラブを1本プレゼントという企画を知り、近所のゴルフパートナーで7番アイアンをもらって、ひたすら練習をしていました。そのあと、とりあえずハーフセットを揃えようということで、母に勧められて中古のゼクシオを購入しました。

 

堂野:私も、最初はハーフセットを購入しました。クラブ7本&バッグがセットで5万円くらいだったかな? 当初は、ゴルフを続けるかわからなかったから、あまりお金をかけるつもりはなかったんです。

 

松村:2代目に替えたのはいつ頃ですか?

 

堂野:半年後にゼクシオXで少し硬めのAシャフトに替えました。その後、少しずつ買い足して、今年はウェッジを2本新たに加えました。

 

大田:私は3か月くらいで買い替え、ドライバーは13.5度のLシャフトを11.5度のAシャフトにチェンジ。その後、ゼクシオの中でマイナーチェンジをしていきました。打感もいいし、スイートスポットが広いので、ミスショットしても前に飛んでくれて、初心者にも向いていると思います。

 

 

 

◆メンズクラブで飛距離アップ、ウェッジにこだわって寄せワン連発!

 

松村:二人とも今のゴルフクラブに替えてから何か手ごたえはありましたか?

 

大田:今はオノフAKAの10.5Rを使っているのですが、飛距離は20ヤードも伸びましたね。ドライバーはRシャフトを使っているのですが、アイアンはさすがにRは硬いので、R2を使っています。

 

堂野:私は今年買ったロマロのウェッジがとても合っていて、寄せワンが多くなったのでスコアアップにもつながりました。この前、1週間に2回もチップインしたんですよ!手のひらで打てる感覚で簡単に寄せられるんです。

 

松村:それにしても、二人ともクラブ選びのこだわりがスゴイですね…。

 

大田:でも、年月が経っていても、手放せないクラブもあるんですよ。

 

堂野:私は、ドライバーはピンのG425を使っていますが、アイアンは、テーラーメイドのMグローレなんです。もう販売されてないクラブですが、特にユーティリティにはとても助けられていて、まだしばらく使い続けようかと思っています。

 

大田:私のお守りクラブはキャスコの58のドルフィンウェッジ! 無心で振ってもバンカー脱出できるんです。まだまだお世話になると思います。

 

松村:ところで、使っているクラブはかなり男前ですが、キャディバッグやヘッドカバーなどは?

 

大田:マスターバニーの黒地に赤のロゴ。こちらもかなり男前です(笑)。

 

堂野:私はクラブメーカーのものを使っています。男性のものと間違えられやすいので、キャラクターのチャームを付けて、ほんの少し女子力を高めています(笑)。

 

大田:それと、車用と電車用で使い分けているので、電車でいく場合は、持ち運びのラクな軽量のものに入れ替えています。

 

 

〈左〉堂野さん愛用のPING G 425 〈右〉大田さん愛用のオノフAKA2020

 

 

◆クラブ選びにフィッティングはマスト。試打クラブレンタルでラウンドするのも手

 

松村:クラブを選ぶときに重要なことは何だと思いますか?

 

堂野:やはり、信頼しているフィッターさんにお願いするのがおすすめです。

 

大田:私もフィッティングを活用していますが、あえて仕事終わりの疲れた状態で行くようにしています(笑)。上がり3ホールもバテずに打てるクラブが見つかりますよ!それから、ラウンド中に友達のクラブを借りたり、試打クラブをレンタルしてラウンドするのもアリですよね。

 

堂野:私も、練習場の試打クラブレンタルサービスを活用して、いろんなクラブを試しています。

 

松村:二人にとって、クラブとはずばり何だと思いますか?

 

大田:クラブは「先生」で、私たちは「弟子」ですかね。クラブには自我があるんです。クラブに働かせるために、私たちは正しく動かなくてはならない。自分はクラブのアシスタントだと思ってクラブを振っています。

 

堂野:そのためにもクラブの性能をちゃんと理解することも大切ですよね!

 

 

◆大田さんのクラブセッティング〈左〉 ドライバー/ONOFF AKA2020 10.5R アイアン(6~9・P・A)/ONOFF AKA2022 R2 ウェッジ(54・58)/FOURTEEN RM-4 TS101、ドルフィンウェッジ58 パター/Scotty Cameron

 

◆堂野さんのクラブセッティング〈右〉 ドライバー/PING G425 R2 アイアン(6~9・P)/TaylorMade M GLORE ウェッジ(46・52)/RomaRo、TaylorMade Hi Toe Raw Wedge パター/ODYSSEY STROKE LAB

 

 

今回、お話を聞いた二人は、ゴルフ歴はそれほど長くないものの、ゴルフの魅力にすっかりハマり、80台のスコアも出す強者たち。彼女たちのように、女性ゴルファーのゴルフに対する向き合い方や上昇志向が年々変化しています。

 

「イケてるブランド」、「クラブのデザイン」、「価格の安さ」、「カレや旦那に選んでもらう」などといったクラブ選びの基準はもう10年前の話。今では、自分のレベルや課題に合わせて、パフォーマンスアップを目的としたクラブ選びをする女性が多いようです。

 

性能を理解し、フィッティングを経て納得のいくまで、クラブを探す。男性顔負けの飛距離とビッグスコアを誇る女性が増えている理由のひとつに、クラブ選びへのこだわりがあることは間違いないでしょう。

 

 

 

撮影/渡邉明日香

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