THINK SPORTS『サポーター』
1993年にスタートしたサッカーのJリーグは、今年30年目を迎えている。この間、日本に浸透したのは「サポーター」という言葉だ。
サッカーでは、自らが応援するチームを手拍子や歌で鼓舞する風習がある。熱心に応援してチームと一緒に戦っている雰囲気の人々を、ただの「ファン」という言葉と区別してサポーターと呼ぶようになり、各チームのサポーターが瞬く間に増えていった経緯がある。
この新しい「サポーター」という言葉を使ったことで、Jリーグは大いに観客の数を増やした。
こうしてファン・観客をどう呼ぶかというのは、各競技にとってファンを増やすためのちょっとした工夫なのかもしれない。
2016年にスタートしたバスケットボールのBリーグは、観客のことを「ブースター」と呼んでいる。
ゴルフでは観客のことを何と呼ぶか? 「ギャラリー」だ。
他のスポーツはどうだろう? ラグビーは? バレーボールは? 工夫の余地があるのかもしれない。
ちなみに、日本では今「推し」という言葉が流行っているが……。
こうしたものをうまく利用するのも一手だろう。
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