グランパス×ポンタが示す、新たなパートナーシップのカタチ

額面上ではない、新たなパートナーの形

—スポンサーになるうえで、会員数の増加などの費用対効果は考えましたか?

舛田さん:いちばんの目的は、数値ではなく、お互いに親しみを持ってもらうことです。

Pontaカードの会員数はすでに1億人を超えており、認知率も80~90%と高いんです。数字を追うよりも、グランパスサポーターにポンタを好きになってもらいたい、ポンタのファンの方にサッカーに興味をもってもらいたい、という思いが強いです。

そのうえで、グランパスサポーターの方に、数あるポイントカード会社の中から「グランパスポンタがいるから、Pontaカードがいいね」と選んでいただけるのが理想です。

—親しみをもらえているかなど、どのように効果測定をするのでしょうか?

柴田さん:リーグの開幕時期と、終盤12月ごろのリアクションを観測して、サポーターの考えや行動がどう変わったかを見ていくつもりです。今は取り組みがスタートしてまだ3、4か月なので、より多くの人に知ってもらうフェーズにいる感じですね。

—取り組みを始めて数か月が経ち、手ごたえはいかがですか?

柴田さん:グランパスサポーターや、Jリーグファンの方には、徐々に認知してもらえています。ただ、「まだいけるぞ!」と思っています。サポーターといっても、人によってTwitterを見る頻度も違いますし、一括りにはできません。すべてのサポーターに認知してもらえるように、取り組んでいきたいです。

—最後に、スポーツチームのパートナーになるメリットと、それを受けて今後展開していきたいことを聞かせてください。

舛田さん:スポーツチームとポンタのファンの接点をつくれるのは大きなメリットです。そして、感情をビジネスに絡める。それが良い方向に行けば、一気に連帯感が生まれ、双方のファンが増えます。

柴田さん:ただユニフォームにワッペンを貼って一年間を終えるのではなく、ファンと楽しんで一つになる。ポンタ、グランパスファミリーの皆さんと一緒になって、チームを応援できる企画を展開していきたいです。

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