【パパ、キャンプ場作るってよ。】第9回「建設計画 泣きっ面に蜂な後編その2」パパの事故に、厚さにびっくりの見積書…。ついに万事休すか?
森永ファミリーのキャンプ場作り体験記「パパ、キャンプ場作るってよ。」。千葉県勝浦市に、赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコ・ファミリーキャンプ場」を作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで赤裸々に連載します。 第9回は「建設計画 泣きっ面に蜂な後編その2」。前回の最後は「事故が起きた」と不穏な言葉で幕を閉じました。今回は、その詳細があきらかに!って、まぁ、パパ生きているんですけど。しかし、事故は序章に過ぎなかった…。そんな泣きっ面なパパを襲う蜂の正体とは?
森永ファミリーの建設計画も大詰め?
長かった建設計画も、やっとあと一歩のところまできました!
スタックしていた建築物の詳細が決まり、伐採を再開。
つる植物に苦労しながらも、20mを超える木々を倒す場所がなくても、危険なかかり木にならないようにするために、木登りの練習を始めました。
すべてが軌道に乗り出したところで、事故って起きるんですよね…。
あと、見積書さえ揃えば、融資の審査が受けられ、「お金」に進めるのに・・・!!
前回の第8回はこちら▼▼▼ 【パパ、キャンプ場作るってよ。】第8回「建設計画 新たな敵現る後編その1」 森永ファミリーのキャンプ場作り体験記「パパ、キャンプ場作るってよ。」。千葉県勝浦市に、赤ちゃんでも安心して楽しめる「リスッコ・ファミリーキャンプ場」を作るまでのドタバタ劇を、完全ノンフィクションで赤裸々に連載します。 第8回は「建設計画 新たな敵現る後編その1」。やっとキャンプ場開拓が始まり、早く建設工事を開始したいのに、なかなか進まなかった前回。今回は、スタックしていた3つの要素が揃い、計画が進み始め、伐採にも力が入ります。そこに現れる新たな敵。そして、ついに恐れていた事態が…。 キャンプ場 ## ついに事故発生…
予告通り、パパが木から落ちました。
木登りをしていて木から落ちると聞くと、木から手が離れて、後ろ向きに後頭部から落ちるイメージだと思いますが、違います。
むしろ、そんな落ち方をしたら、今、パパ生きていません^^;
結論から言うと、あばら骨を打って、2週間程度痛みが残ったようですが、大事には至らなかったので、安心して読み進めてくださいw
まずは、事故の状況を説明しますが、言葉で説明するのって、難しい!!
実は、事故の瞬間も動画に残っているのですが、ちょっとショッキングな映像で、文字で上手く表現できるよう頑張りますので、しばしお付き合いください。
木登りを練習し始めて、数日。
少しずつコツを掴んで、登り方も様になってきました。
到達点も、まずは5mだったのが、10mまで伸び、いよいよ実際に切る杉の木で練習しようと登った初回。事故が起きました。
ちょうど頭が7m付近に到達したとき、木の皮がささくれのようになっているところに、胴綱が引っかかってしまい、もう一度かけなおそうとした瞬間に、体が直立してしまい、重心をかけていた昇柱器の爪が滑り、そのまま下に落ちてきてしまいました。
胴綱は、体を後ろに倒して重さをかけることで木と体を固定するので、その体が直立してしまうと、長さが余ってしまい、体が固定できなくなってしまうのです。
そして、直立した状態で、木と平行・地面と垂直な状態で落ちてきてしまったパパですが、木は下のほうが太くなっているので、そこで胴綱が引っかかった瞬間に、胸を強打してしまったようです。
うぅ。。。とうめき声を上げながらうずくまるパパに、駆け寄るママ。
「救急車、呼ぶ?」くらいしか聞くことができません。
一応「病院行く?」と聞いてみましたが、「行っても、できることがないと思う」。
ええ、その通りです。もし肋骨が折れていたとしても、できることは安静にすることだけ。
ママは、妊娠中に足の小指をたぶん骨折しましたが、妊娠中のためレントゲンがとれず、医者に言われたのは「折れていても、いなくても、処置は変わらないから」。
足の指は、隣の指と一緒に固定してもらいましたが、肋骨は、どこにも固定できないので、本当に何もできないと思います。
まぁ、本人も行かないと言ってるし…。
そして、一旦休憩し、落ち着いたパパは、もう一回登る模様。
突然、漫画「宇宙兄弟」の話を始め、「ヒビト(という準主役の宇宙飛行士)がパニック障害になったのは、月面事故の直後に、その恐怖を克服する体験ができなかったから。事故の直後に事故と同じような作業をして、助かったという経験をしないとダメなんだ。だから、もう一回登って、トラウマにならないようにする」と。
ここで、ママは「なんかそれっぽいこと語りだしたけど、知識の出どころ、漫画かよ!」と、心の中で突っ込みましたが、本人が登ると言うので、見守ることに。
事故の瞬間の動画を確認して、「あぁー、なるほどね。」と分析し、てきぱきと準備をして、もう一度登り、無事何事もなく降りて来ました。
一応、ママは大学で心理学の勉強をしていたので、結局トラウマやPTSD(心的外傷後ストレス障害)は、認知の問題で、その事象を本人がどう捉えているかが肝だと思います。
そのため、ここまで客観的に冷静に対処できているなら問題ないだろう、変に心配しすぎて不安を煽らないほうがいいだろうと思っていました。
というのは後付けの前置きで、実はママ、この間、ずっと爆笑しっぱなしでした。
深まる謎
たぶん、最初にパパに駆け寄ったときも半笑い。
その後、事故の瞬間の動画を見返す度に、爆笑。
巻き戻して見ては、爆笑。
スローで見ては、爆笑。
笑いが止まりませんw
自分でも、なんで笑っているのか、わかりません^^;
自然と笑いがこみ上げてきて、我慢できないんです。
最初はつられて笑っていたパパも、そんなに?って不思議に思うほど…。
あまりにも飽きずに笑い続けるので、自分でも、情緒がおかしくなったんじゃ?と心配になる。
自分の夫がよもや大怪我をするところだったのに爆笑が止まらないって、ヤバい人じゃないですか?(;^ω^)
もし、本当に大怪我をしたら、後遺症が残るかもしれず、キャンプ場の開拓どころじゃなくなるのに、不謹慎すぎるでしょ!
そうなると、今度は、なんで笑っちゃうのか、気になって仕方がない。
▲サイコパスのイメージです
まず、人が痛がっているのを面白がっているわけではないので、サイコパスではないと思う…。
もしかしたら?って不安になって、独り夜中にこっそりサイコパス診断をやってみましたが、セーフでした(;・∀・)
次に、バラエティ番組の罰ゲームなどのように、痛がるリアクションが面白いわけでもない。うん、むしろリアルに痛いとリアクションは地味でつまらないw
また、人が失敗するのが面白いという意味のシャーデンフロイデですが、これも当てはまりません。
パパの失敗に優越感を覚えませんし、運命共同体なので、相対的に自分の幸福度が上がることはないからです。
次に、本来笑うべきではない場面などで笑ってしまう失笑恐怖症というのがあるそうです。
お葬式などの静かな場所で、緊張状態になると、笑ってはいけないと思うほど笑いがこみ上げてきて我慢できず、その状況を恐怖に感じる病気だそうです。
確かに、メカニズムは近しい気がしますが、そこまで笑っちゃいけないと思っていないっていうwww
また、失笑恐怖症ではないですが、叱られたり謝っているときに笑ってしまう人がいるのは、ネガティブな感情を打ち消すための自己防衛反応とも言われます。
当人たちは、本当に悪いと思って反省しているのに、顔が笑っていると指摘されて初めて気づくそうなので、これは当てはまりません。
だって、めっちゃ面白いんだもんヽ(°▽、°)ノ
気持ち的には、こんな感じです。
「ウケる、マジで落ちてるw」
「なす術なさすぎて、もう人形みたいじゃんw」
「ほら!ここ!!一瞬パパ宙に浮いてるよwww」
パパも「視界がエレベーターだったw」とか言うから、なおさらꉂꉂ(థꈊథ)੭ु⁾⁾ ギャハハハハ!
おそらく、テレビ番組の世界のおもしろ映像や珍プレーなどで、子どもや選手のコケ方が面白くて笑うのに近いんじゃないかな…
そんなコケ方する?の落ち方バージョンみたいな、現実が信じられなくて面白いみたいな感情です。
至って普通じゃん!とお思いかもしれませんが、普通=正常だと信じたい…^^;
いや、ホントにちょっと悩みましたからね!!
もっと大事故が起きたときに、もっと爆笑しちゃったらどうしよう?とか。
例えば、パパが意識を失う直前に覚えてたのがママの爆笑だったら、酷くない?とか。
もし、自分の子どもが痛がっていても同じように爆笑するんだろうか、とか。
さらに今回は、滅多に経験できないようなハプニングに遭遇して、それを面白おかしく話したいという芸人スピリッツが相まって、より面白く感じたのかと思います。
そういえば、我が家の「不幸や失敗は全部ネタとして笑い飛ばした者勝ち」主義は根強いんだった!
以前、キャンプの帰り道に、パパがよそ見して事故を起こしたときも、数時間後の代車の中で、「いや、顔上げたら目の前が電柱で、さすがに死んだと思ったわ!走馬灯の時間もなかったわ!!」って大爆笑しながら帰ったのでした。
ちなみに、事故の原因は、オムツ不足w足りないオムツを買いに行く途中で、ママはスマホで検索中、パパが息子の様子を確認した一瞬でした。
なので、うちのキャンプ場の売店では、オムツも販売します!みんなが少しでも安全に帰れるようにね!!
▲事故で廃車になったエクストレイル
それに加えて、パパから「動画は人に見せちゃダメ。あんまり人に話さないように」と言われていたのも、笑いが長引いた原因かも。
パパは、落ちた後すぐ、知り合いにその話をしたり動画を見せたのですが、その人たちの反応がドン引きで、ガチで心配されてしまったので、「あ、これ笑えないレベルなんだ」って気づいたそうです。
ですが、ママは、「パパが木から落ちる」とか、パパ猿かよ!wこんなおもろいこと、誰かに話したくて話したくて仕方ないのに!!と抑圧された状態だったので、自分の中で面白さを反芻して、笑いが一週間止まらなかったのかも(;^ω^)
やっと、ここで書けてスッキリした〜!カタルシス!!悦ヾ(。>﹏
というわけで、パパが木から落ちた話というより、ママの笑いが止まらなかった話になってしまいましたが、ママが笑い飛ばしたおかげで、パパはトラウマにならなかったんじゃないかな?(∀`*ゞ)エヘヘ←
Follow @ssn_supersports