「10秒で接点を作る」川崎ブレイブサンダースが示すスポーツ×TikTokの可能性【PR】
B1リーグ所属・川崎ブレイブサンダースは2020年の10月にBリーグクラブで初めてTikTokと提携し、2021年11月には“クリエイティブパートナーシップ”を締結しました。
ブレイブサンダースが前のめりになってこのプラットフォームを強化していく理由、そして、そこから生まれる新たなビジネスについて株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース・事業戦略マーケティング部の藤掛直人氏と営業部の山崎陽平氏に話を聞きました。
[提供:TikTok Japan]
10代の集客に効果が出たTikTok
ーTikTokとのクリエイティブパートナーシップの締結を発表しました。これまでの取り組みとの違いはどこにあるのでしょうか?
藤掛 昨シーズンまではどんな取り組みができるかを模索しながら、多岐にわたる施策を実施・検証し、結果的にフォロワーも増えました。その中で伸びしろも多く感じたので、より注力し様々な面でさらに効果を出したいなと。具体的な取り組みとして、プロスポーツクラブならではのオフライン施策を増加させています。会場のビジョンを使った施策をしたり、オリジナルシートへ招待するTikTok投稿キャンペーンをしたり。今まではTikTok上で完結する施策がメインだったのですが、今シーズンは特に会場に染み出して多方面でTikTokを活用しようとしています。
バスケを生で見たことがない方々に興味を持っていただくきっかけ作りを、これまでTikTokで一貫して狙ってきましたし、それは変わりません。しかし今後はファンの皆様に対して、バスケを様々な角度から楽しめるコンテンツの提供に挑戦できればと思っております。
ービジョンを使った施策、とは。
藤掛 試合が一時的に中断されるオフィシャルタイムアウトという時間を利用して、『#ひらめきTikTok』という企画を実施しています。会場中央の大きなビジョンで映像クイズを出題し、TikTok内にて回答していただくという企画です。これまで分離していた、アリーナとTikTokを繋ぐ一要素にできればと考えています。
ー営業視点で、コラボをしたことによる変化は感じられますか?
山崎 一年前(2019年末)にTikTokに初めて取り組んだ際は、登録者数がどれだけ伸びるかわかりませんでした。そんな中で生配信をはじめいろいろとご協力していただき、僕らもたくさん勉強させていただきました。その結果として1年間で数字部分での結果が出たので、僕らとしても自信になりました。次は、新たな収益モデルができればと思っています。お客さんを呼び込むツールとしては機能しているので、それとは別でスポンサーシップやECなどのマネタイズのモデルを確立したいですね。
ーお客さんが伸びた実感はありますか?
藤掛 これまでアプローチの難しかったティーン世代の集客に繋がっています。この世代で会場に初めて来た人の約40%が「TikTokを見て、チケットを購入した」と答えているんです。
新規の出会いが生まれやすいプラットフォーム
ーYouTubeでは取れない層でもあるのでしょうか。
藤掛 YouTubeとTikTokで客層は明らかに違いますね。TikTokのほうがより若い層が多い感覚があります。特に、TikTokクリエイターとコラボする施策は若い世代に刺さりました。このようなデジタル施策の効果もあり、実際に20代以下のチケット購入者もかなり増えています。今はどのクラブも、コロナや入場制限の影響で全体のチケット購入者が減っている状況。その中で、20代以下のチケット購入者が実数として増え続けているのは珍しい事例かと思います。
山崎 “若い子が増えている” 事実はスポンサー営業にもプラスに働きます。コロナ禍において新しいお客さんが増えるタイミングはなかなかない。そういう意味でも、TikTokを使った施策は良いPRになったなと。
ーどのスポーツクラブも新規層、若い層を獲得することに苦労していると思います。
藤掛 TikTokはフォロワーの投稿に限らず、ユーザが興味を持ちそうな動画がおすすめという形で流れてきます。スワイプするだけで今までバスケに触れていなかった若い方の目に触れるチャンスがある。川崎ブレイブサンダースを知らない層に簡単にアプローチできるんです。新規の出会いが生まれやすいプラットフォームなのかなと。
クリエイターさんとコラボをすることで、そのファンの方々に川崎ブレイブサンダースを知っていただく機会をつくることにも積極的に取り組んでいます。また、せっかく初めて触れていただいた方々に楽しんでいただくためにも、プラットフォームによってコンテンツの内容も工夫しています。
YouTubeでは、長い尺で選手のファインプレー集を出しても、初めて見る方には飽きられてしまいます。そのため、挑戦系や検証系などのエンタメ要素の強い企画を動画にすることが多いです。TikTokも初めて見る方を重視していますが、短尺という特性を活かしてプレー映像で興味を持っていただくという方針をとっています。他方、TwitterやInstagramは既に川崎ブレイブサンダースをご存知の方向けにコンテンツ運用する、と意識的に使い分けています。
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