最高の一瞬『大迫勇也_半端ない高校時代(高校サッカー)』

「大迫、半端ないって!」の名言が生まれたのが、第87回の全国高校サッカー選手権(2008年度)でした。

その大迫勇也選手も、国立競技場で決勝戦(2009年1月12日)のピッチに立っています。鹿児島城西対広島皆実の一戦でした。

評判どおりのプレーで前半に先制点を決めましたが、その後広島皆実に逆転され、2−3で敗れて準優勝に終わりました。

この試合、私は前半は広島皆実の攻めを撮影、後半に鹿児島城西の大迫選手のゴールシーンを撮ろうと狙っていました。しかし、後半は大迫選手へのディフェンスがかなり厳しくなり、ゴール前へ攻め込むものの、なかなかシュートを打たせてもらえませんでした。前半は4本のシュートを放って1点取ったのですが、後半のシュートは2本にとどまり無得点。

ただ、大迫選手はこの大会で10点も取り、1大会の最多得点をマークして得点王に輝きました。

高校卒業後は鹿島アントラーズに加入、その後2014年からドイツでプレーし、今年日本に戻ってヴィッセル神戸で活躍しています。

現在行われているカタールワールドカップのアジア最終予選でも、日本代表のフォワードとしてチームの先頭に立ってプレーしています。今後も半端ないプレーで、得点を重ねてほしいですね。

▼高橋 学(たかはし・まなぶ)

1975年、福島県福島市生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科でスポーツフォトを専攻。1996年より(有)ジャパンスポーツで実績を重ねてフリーランスに。現在はサッカー、フットサル、陸上、フィギュアスケートなど様々なスポーツを取材している。

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