最高の一瞬『谷口彰悟&森秀太_(高校サッカー)』
2021年のJリーグ優勝を決めている川崎フロンターレ。そのキャプテンとしてチームをまとめる谷口彰悟選手も、全国高校サッカー選手権に出場しています。
写真は、第87回大会の2回戦(2009年1月2日)。等々力陸上競技場で行われた、大津対立正大淞南戦です。このときは谷口選手がこの等々力陸上競技場をホームとする川崎フロンターレでプレーするとは、想像もしていませんでした。
当時は2年生でしたが、ボランチのポジションで攻守に渡って大きな存在感を見せていました。現在の川崎ではセンターバックのポジションに定着し、4度のJリーグ優勝に貢献しています。
そして、同じチームのディフェンダーには森秀太選手がいました。この試合では右サイドを駆け上がる姿や、中盤で相手ボールを奪う姿などを見て、とても運動量の多い選手だと感じていました。
このとき3年生だった森選手は、卒業後は私が常日頃撮影しているフットサルFリーグの、名古屋オーシャンズに加入しました。当時は高校サッカー選手権で活躍した選手のフットサル転向は珍しいケースでしたが、森選手はフットサルでも徐々にチームに溶け込んでいき、チームキャプテンを務めるまで成長しました。
5年間名古屋でプレーした森選手は、2014年にシュライカー大阪に移籍。フットサル日本代表でもプレーするまで活躍しました。
▼高橋 学(たかはし・まなぶ)
1975年、福島県福島市生まれ。東京ビジュアルアーツ写真学科でスポーツフォトを専攻。1996年より(有)ジャパンスポーツで実績を重ねてフリーランスに。現在はサッカー、フットサル、陸上、フィギュアスケートなど様々なスポーツを取材している。
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