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「当たり前にある安心」を求めて。モルテンは黒子として日本サッカーを支え続ける【 JFAパートナー企画 #1 】

「ボール作り」で教育の分野へ進出

その中で一つ形となったのが『MY FOOTBALL KIT』という商品です。環境に配慮した素材を使用した組み立て式のボールになります。子どもたちに説明書に沿ってボールを自ら組み立て、出来上がったものでサッカーを楽しんでもらうまでの体験をセットにしたものです。

これは、子どもたちに教育とサッカーの両面を提供したいという思いから始まった、モルテンの新しい取り組みです。世界にはスポーツができない子どもたちが多くいるので、彼ら彼女らに何か提供することはできないか? とずっと考えていました。そして、JFAさんと一緒に、世界中の子どもたちに成長のきっかけとなる機会をこういった形で提供しようと。

MY FOOTBALL KIT本体と、構成するパーツなど

天皇杯、企業連携…JFAと組むメリット

JFAさんと取り組むことで得られるモノはたくさんあります。例えば、1年の初めである元日の天皇杯で共にお仕事をできる点。スポーツファンが注目するイベントで、自社製品が満員のスタジアムで使われていることは社員にとっても喜びです。こういった大きなイベントで自社製品が使われていることは、社員が業務に当たる上で大きなモチベーションの源泉になっているとも感じています。

2021年元日の決勝戦では弊社の製品や取組を紹介するブースを出し、訪れた方へ『MY FOOTBALL KIT』を紹介しました。「こんなボールまであるんだね」という驚きの声を挙げてくださったお客さんも多くいらっしゃいました。ブレークスルーではないですけど、これまでのモルテンのイメージを替えられたようにも思います。100回もの歴史がある天皇杯に関わり様々な取り組みを紹介する機会を与えていただけることに、とても感謝しています。

競技場の外にブースが設置された

お客さんも実際にMY FOOTBALL KITを使用


JFA「SDGs推進チーム」メンバーの播戸竜二さんもブースに訪問

JYDで色々な企業さんと交流や取組があった中、印象深いのは第99回の天皇杯です。弊社とアイリスオーヤマさんとJFAさんが連携して、第99回天皇杯の決勝試合球を99個限定で作りました。そのときにモルテンはボールを作り、デザインをJFAさんが担当しました。そして、99個のパッケージにアイリスさんの人工芝を引くという形で商品化しました。また、トヨタさんとは、JYDパートナーとして取り組みはじめてから関係を持たせていただくようになり、タイで『MY FOOTBALL KIT』を作るイベントを一緒に実施した思い出があります。

「当たり前にある安心」を追い求めて

モルテンのボールはサッカーの現場で “あって当たり前” になってしまっているのかな、とも思いますし、「もうちょっとアピールした方が良いのかな」と思う瞬間は組織として多分にあります(笑)。ですが、競技をする方が安心して我々が “特別ではない” 存在にある状態が最も良いのかなと。“当たり前のようにある安心” みたいなものを、我々としては目指していきたいところです。

当たり前のようにプレーヤーの方はボールを使っていると思いますが、どういう形で使われてもある程度、ボールの品質が長く続くことに気づいていただけると思います。すぐに使い物にならなくなる、ということはないです。その裏には、なかなか厳しい品質基準があるんです。そして、それをクリアするために表には出ない我々なりの努力があります。だからどうだ、と言うつもりはなく、「本当に安心して使っていただけますよ」と伝えたいですね。

当たり前に使っていただく中で、より身近に感じ、親しみを持っていただきたい。その状態が続くことが、サッカーという競技を好きになることに繋がると思っています。

我々はひたむきにスポーツと向き合って現場を良くしようと思っていますし、ひたむきに挑戦する競技者をサポートしている部分もあります。そういう意味では、スポーツの良い部分と寄り添えるブランドなのかなと。

これからも、世界でも同じように「モルテンは間違いない」という信頼を愚直に築いて、啓蒙する活動を展開していきたいですね。

JYDへの日本サッカー協会の思いもAZrenaで取材させていただきました!こちらもぜひご覧下さい!

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