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ビッグボス・新庄が絶対やりそうな仰天改革プラン五選
役者が、違う──。そう思わずにはいられないお披露目会見だった。
11月4日、北海道日本ハムファイターズの来季監督……もとい“BIG BOSS=ビッグボス”に就任する新庄剛志は、ド派手なスーツで会見場に現れた。
「優勝なんて、目指しません」
「監督じゃなくて“ビッグボス”と呼んで」
「とりあえず、選手と一緒に天井から降りてきたいよね」……。
どこを切り取ってもパンチラインが生まれる“らしさ”全開の50分間に、日本中の野球ファンが胸躍らせた。
来たる2022年、果たしてビッグボス・SHINJOは我々に何を見せてくれるのか?実現の可否など無視して、前代未聞の破天荒指揮官に期待したい“仰天”改革案を提言してみたい。
■目次
・オールスターで「代打、オレ!」
・新ユニフォームを“襟”付きに!
・負け試合でもヒーローインタビュー
・ポケットマネーでフェラーリをプレゼント!
・各界の大物とコラボレーション
■【新庄剛志|監督就任会見ノーカット】
(引用:GAORA SPORTS)
オールスターで「代打、オレ!」
昨年末のトライアウト受験や、会見の第一声が「選手兼監督として契約して頂きました(間髪入れずに川村浩二球団社長兼オーナーが否定)」だったことからもわかるように、ビッグボスは今もなお「現役」へのこだわりをほんのりと匂わせている。
OBでもある岩本勉氏からの「代打、オレ!はありますか?」という質問は煙に巻いたが、「お祭り」でもあるオールスターなら、実現可能なのではないか。
もちろん、過去のオールスターで監督が選手として出場したことなどない。というか、そんなことをやれそうな監督など、存在しなかった。
ただ、現役時代からオールスターには滅法強く、ざまざまなパフォーマンスで観客を沸かせてきたエンターテイナーだけに、「絶対ない」とは言いきれない。
何より、来年のパ・リーグ監督でもあるオリックスの中嶋聡は日本ハム時代のチームメイト。セ・リーグ監督の高津臣吾(ヤクルト)もファンサービスには熱心な指揮官として知られる。
両指揮官を説得し、あとはルールをちょちょいと変えてしまえば、夢の球宴で「代打、オレ!」が見られるかもしれない。
新ユニフォームを“襟”付きに!
就任会見で話題をさらったのが、ワインレッドのド派手なスーツに、マーベルコミックのヒーロー・ドクターストレンジも真っ青の、推定15センチ(筆者目算)のド高い襟付きシャツ。
思えば現役時代から“ここぞ”の場面では必ずと言っていいほど、天高くそびえる“襟”を我々に見せつけてくれたビッグボス。
そう、“SHINJOとは襟”であり、“襟とはSHINJO”なのだ。
また、これは会見でも掲げた「ユニフォームも変える」という公約への伏線ともとれる。
現役ラストイヤーの2006年には“襟付き”アンダーシャツを着て試合に出場。「ふさわしくない」とこっぴどく怒られた苦い経験もあるが、本人は次の試合で襟の部分だけをハサミで切り落として着用するなど、ささやかな抵抗も示していた。
当時は一選手にすぎず、権力と同調圧力に屈するしかなかったが、今の彼はチームの指揮官。発言権も強く、球団を巻き込んで正式にNPBに許可を取れば、誰からも文句を言われることなく「襟付きユニ」で試合に臨むことが出来る。
そもそも、ゴルフのような紳士のスポーツは逆に「襟付きシャツ」の着用が定められているのに「野球はダメ」というのがおかしな話。16年越しのリベンジ、ぜひ期待したい。
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