写真で振り返る東京五輪『女子バスケットボールが銀メダル獲得』

決勝戦では、じつに7大会連続優勝を決めたアメリカに75−90で敗れたものの、バスケットボール女子日本代表の銀メダル獲得の躍進は、快挙といえるプレーぶりだった。

世界ランキング10位の日本は、大黒柱の渡嘉敷来夢が昨年12月にヒザの大ケガを負い、メンバーにはいなかった。平均身長で他国に大きく劣るなか、トム・ホーバスヘッドコーチの下、3ポイントシュートと、スピード&運動量に活路を見出した。

準々決勝のベルギー戦は、第3クオーターで一時13点のリードを奪われたが、徐々に点差を詰めていき、最後は残り16秒で林咲希の3ポイントシュートが決まり、86−85の1点差で劇的な勝利を収めた。

準決勝のフランス戦では162cmのポイントガード・町田瑠偉が素早いプレーで大暴れ。オリンピック新記録となる18アシストを決めた。

「バスケ界で日本初のメダルは誇らしい気持ち。小さくても世界と戦えると証明できた。子どもたちに勇気を与えられたと思う」と、キャプテンの高田真希は語った。

日本のバスケットボール界に勇気を与える銀メダルだった。

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