宮澤那緒(順天堂大学)。夢を叶えたトレーナーの次なる目標は?

本日は、順天堂大学陸上部のトレーナーであり、Lilting bodyを共同運営されているアスレティックトレーナーの宮澤那緒さんにお越し頂きました。若き女性トレーナーの熱き想いを語ってもらいました。

中学からトーレナーの道を志す

――よろしくお願い致します。まずは、宮澤さんがトレーナーになったきっかけを教えてください。

宮澤那緒(以下、宮澤) 母が長野で整体師をしていたので、体を治す。という行為自体身近なところにあった。というところと、父が体育教師をしているんでその間を取った感じです。

――体育家系ですね。

宮澤 生活面では結構父に怒られたりしました。母は優しかったですよ。

――親が二人とも体に関わることをしていると、逆に他の道へとも考えそうですが。

宮澤 直接的なきっかけは、アメリカのモーリスグリーンが出した100mの世界記録なんです。その瞬間TVを見ていて、漠然と世界で一番早く走る。というのは本当に楽しいんだろうな!これってどういう感じなんだろうな!と思ったんです。

ただ、私は男性では無いので、世界一早く走る。ということは難しいですし、そもそも自分自身に陸上の才能があるとは思えませんでした。ただ、そういう研ぎすまされた世界に身を置きたい。と思うようになりました。

―― いつくらいからですか?

宮澤 中学生の時からですね。それで、体育の先生に相談しました。そこで、トレーナーはどう?という話が出たんです。その時まではまったくスポーツを支える側の職業について真剣に考えたことは無かったのですが、そこからは、高校卒業してトレーナーを目指せる大学に入る。というのは決めましたね。

――中学生から目指していたんですね。

宮澤 中学から目指していただけに、本当にトレーナーになれて良かったです。まだまだ、これからですけどね!

――今の目標はありますか。

宮澤 今はオリンピックにトレーナーとして行くことが目標です。理由は、大学時代からトレーナー活動をしていたのですが、そこで出会った同じ大学の卒業生である先輩トレーナーがオリンピックに行くことを目指していたんです。だから、何故目指しているのかを聞いたんですね。

そうしたら、トレーナーはなかなか成果が分からない職種なんだ。周りに認められる一つのことでもあるし、親孝行にもなる。と思っているんだよね。と言っていました。なるほど!!と思いましたね。私はトップアスリートの話を聞くこともす好きでしたし、これは目指したい。と思ったのがきっかけです。

――なるほど。宮澤さん自身はスポーツをされていたのですか。

宮澤 小学校の頃陸上をやった後にソフトテニスを高校までやっていました。

――そうしたら、高校までは部活、大学からはずっとトレーナーという感じなんですね。

宮澤 そうですね。大学は陸上部入部2か月後からは学生トレーナーになっていました。ただ、やっぱり就職活動もしましたよ(笑)社会勉強のためにも。なので専門学校も決まってましたけど、ジャンル問わず何社か受けました。

――宮澤さんの頃って就職氷河期ですよね。

宮澤 派遣切りのピークと呼ばれた時期ですね。就職活動をして改めて色々考え、やはり一流のトレーナーになりたいと思うようになりました。トレーナーとして活動するためには、鍼灸が必要と思い専門学校に行きました。悩む前にやってみよう!と思うタイプなので、親に頭を下げて取りにいきましたね。

なので、自分がオリンピックに行って親を招待する。というのは1つの目標です。なので、元々2020年は目標としていたんですよ。実はちょっぴり海外でのオリンピックにも参加してみたい!と思ってましたけど(笑)

――大丈夫です。2020と2024と両方出てください。

頑張ります(笑)でも、本当にそこに向かって走っています。

専門学校時代の苦労

――宮澤さんが一番トレーナーとして関わりたいスポーツってありますか。

宮澤 パフォーマンス向上に関わりたいので、体資本のスポーツ。陸上はもちろんのことながら、水泳や体操とかスケート、スキーはより関わりたいと思います。

――トレーナーの道を選んだことで大変だったことは。

宮澤 苦労したことは、専門学校の時ですね。周りは社会人で自由にお金を使って遊んでいる中、自分は勉強する時間と技術を研鑽する時間に使ってました。スキルアップする為には現場に出ないといけないので、自分の将来のことを考え、常にお金という意味でも時間という意味でも、例え苦しくても身になる選択肢を選んできました。

友達と遊びに行けない。ということも多かったですね。あの専門学校時代の3年間はもう体験したくないです(笑)就活した企業に入ればよかった。とか、事務職になればよかった。と思ったことはありましたが、今思えば、本当に貫いて良かったです。

liltingbody

※写真は宮澤さんが共同運営されている、仕事(スポーツ)のベストパフォーマンスの為の治療×運動をテーマとした「liltingbody」の施術部屋。

――今の宮澤さんのトレーナースキルはどこでどのように磨かれたのですか。

宮澤 私には治療関係の師匠がいるんです。北京オリンピックにトレーナーとして帯同していた方で。その先生がやっている治療院に勉強へ行かせてもらってました。勉強会に最初出て、治療院でも働くようになりました。その頃は始めはお金は貰っていませんでしたが、やらせて下さい。ということを話しトレーナーとしてのスタンスや話し方、怪我の見方、マッサージ技術なんかを教えて頂きましたね。

――お金を出すのって凄く大変じゃなかったですか。経済的に。

宮澤 なので、専門学校で服を買う。ということは1回もしなかったかもしれません。交通費すら10円単位で数えていたくらいです。

――ストイックになれる。というのは一つの才能だと思います。見習います。

宮澤 いえいえ(笑)ようやく、専門学校も終わり大学でのトレーナーと店舗の運営が出来るようになって、時間的にも余裕が出てきたので、頑張っていきたいと思います!

――今運営されているLilting Bodyについて聞かせてください。

宮澤 狭いスペースではありますが、個室でプライベートが守られるゆったりした空間になっています。幼い子供を持つ友人は安心して来てくれています。一人でも多くの方に、ベストコンディションになって頂きたいと思っています。それこそ一般の方にとっても足取りが軽くなるような。

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