デウソン神戸の元日本代表コンビが語る、チームのためにできること
交友は代表招集がきっかけ。今では互いがチームに不可欠な存在。
-**お二人は以前、※フットサル日本代表にも選出されています。**
※初めて同時に日本代表に召集されたのは2010年のタイ遠征。
松宮**:**元々顔見知りではありましたが、浩平とは一緒に代表に選ばれてからより親密度が高まりましたね。
もちろん一緒のチームでやったこともなかったわけですが、すんなりプレーに入っていけました。
代表に入ってくるようなある程度レベルの高い選手が集まるとそんなに話をしなくてもできるんですよね。
原田**:**代表で一緒にプレーした時にやりやすかったから、15-16シーズンが始まる時にミツくん(松宮選手)を神戸に呼んだんです。神戸にはミツくんのようにサイドでタメを作れる選手がいなくて、そのせいでうまくいっていない部分がありました。絶対ミツくんがうちのチームに来てくれたらプラスになると思っていました。
-**逆に松宮さんから見て、原田さんはどういう選手ですか。**
松宮**:**浩平は何でもできる選手という印象ですね。普通ピヴォ(いわゆるFW)はパワーがあるとか、動けるとか、何か一つに特化していることがほとんどなのですが、浩平はパワーもあって、頭の良くて、テクニックもあるという日本人に珍しいタイプだと思います。
両選手のフットサル観から考える重要ポジション
-**フットサルをする上で重要だと感じている自分以外のポジションはどこですか。**
松宮**:**(※)フィクソです。他のチームや代表でもやってきて、それは一番感じます。フットサルは特殊で、後ろがしっかりしていればいるほど、前にパスが入って得点に繋がるようになるんです。逆に後ろが崩されると前にパスが入らなくなりますし、簡単に失点して負けてしまいます。
原田**:**僕は(※)ゴレイロとフィクソです。特にシュライカー大阪のアルトゥーロ選手やバルドラール浦安の小宮山選手などのような守備だけでなく、点も取れるフィクソがいるといいですね。
松宮**:**ゴレイロは僕も重要だと思います。パワープレー返しを外して笑っているだけなのか、次のプレーで追い付かれて同点になることを想定してそこにこだわるのか。レベルの高い選手ほど、僕はそこにこだわっているように思います。フットサルは一瞬で流れが変わるスポーツですから。
※フィクソ:サッカーでいうところのDF。守備力、攻撃の起点となるパス能力に加え、隙を見て放つシュート力などを求められる。
※ゴレイロ:サッカーでいうところのGK。シュートセービング力、判断力、スローイング力に加え、パス能力やシュート力も重要。
-**今までで一番印象に残っているサッカー、フットサル選手を教えてください。**
原田**:**僕は昔からロナウジーニョ選手です。観ていて次に何をするのかワクワクさせてくれます。うまい人は他にもいますけど、魅せながらもちゃんと点も取る、点に絡んできます。何より状況を自分で打開できる力を持っていますよね。
松宮**:**僕もロナウジーニョ選手です。ちょっと別次元な気がします。フットサルだとアレマオ選手(元スペイン代表)が好きです。何でもできますし、ミスもほぼせず完璧にこなします。
松宮選手、原田選手が所属するデウソン神戸の直近の試合予定は
7月2日(土)vsバルドラール浦安(AWAY)@墨田区総合体育館
7月8日(金)vsシュライカー大阪(HOME)@グリーンアリーナ神戸 ※関西ダービー
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