「年代別」・「年収別」に見るスポーツの世界。最も若者のファンが多い競技は…?
スポーツは選手寿命が短い世界ではあるが、引退後もファンとして競技に携わる者は多い。チケット代は競技によって開きがあるものの、比較的安価でプロのプレーを見られることも多く、娯楽として魅力的なコンテンツであることは間違いないだろう。
今回は、そんなスポーツを愛する日本のファンを「年代別」・「年収別」に解析を行っていく。サッカーや野球といった国内での人気が根強いスポーツはもちろんのこと、(※)男性ファン率NO.1のラグビーや、女性ファン率NO.1のバレーボールにも注目してご覧いただきたい。
※「男女それぞれに人気なスポーツを検証!男性率NO.1はラグビー、女性率NO.1は…?」を参照
最も若者のファンが多いのはバスケットボール
※年代別ファン属性(%)
ゴルフはシニア世代のプレーヤーが多く、老若男女問わず幅広く親しまれていることから、ファンの年齢層が高いことは想像に難くなかったが、50代のファンの割合はラグビーがゴルフを上回った。一方でバスケットボールは若年層からの人気が顕著で、9月22日に同競技の新リーグとして開幕する「B.LEAGUE」では、競技への関心が強い若者をいかに引き寄せるかが注目ポイントとなる。また、ラグビーも2019年の自国開催のワールドカップへ向けて、若年層の引き入れを画策したいところだ。
スポーツは年収の高低に関わらず、気軽に楽しめるコンテンツ
※年収別ファン属性(%)
やはりゴルフファンは年齢層が高いことと比例して、高年収者の割合も他競技と比べて高い。同様に、バスケットボールは若年層に人気が高いことから、比較的にファンの年収は低い数値を記録している。また、全体的に年収が低い層ほどファンの割合が高くなっていることから、スポーツは収入の高低に関わらず、気軽に楽しめるコンテンツであることが明らかである。SNSやインターネット配信サービスが普及し、観戦の楽しみ方が急速に広がりつつある中、更に多くの層がスポーツ観戦をする世界となることを期待したい。
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