
片平光紀。初代世界アマランク1位、国境を越えゴルフの魅力を発信する。
毎週活躍するためには総合力が問われる。
-**片平さん自身のクラブ選択におけるこだわりがあれば教えてください。**
私は体が小さくて飛距離が出ないので、ロングアイアンの代わりにレスキューを入れています。6番までアイアンを入れ、そこからレスキューを3本入れます。そこからウェッジを60、56、52、ピッチングウェッジを入れて小技で凌ぐという感じです。
-**やはりメーカーによって、クラブは違いますか?**
全然違いますね。同じメーカーでも新しいモデルより、前の型が好きだったりすることもあります。私は感覚でプレーしていたタイプだったので、特にクラブの違いは感じます。打つとすぐ分かりますね。
-**キャディはどのように選んでいたのですか?**
ボランティアのハウスキャディを自分でサインアップしてつけていました。やはりプロ用のキャディは値段も高いので。
でもボランティアだとゴルフをわからない人がいるんですよ。ただ試合を経験したいというキャディさんもいたりします。ラインを踏んだりどこか違うところに行ってしまったりして、試合に集中できずに大変な思いをしました(笑)。
-**選手として一番嬉しかったことは?**
初めて“ゾーン”に入るというのがどういうことか分かった時です。それまで1回もゾーンに入ったことがなかったんですけど、プレーしていて周りも見えないし、4ホール目ぐらいからもうホールしか見えなくて、バーディが取れるのが当たり前という気持ちになってくるんですよね。自分だけの世界を体験できたのがその試合が初めてでした。
-**では逆に辛かったことは?**
怪我もそうですけど、アメリカは移動距離が長いんです。そうなると体力面も精神面も全て総合的に使うので、体もメンタルもボロボロでした。凄く疲れながらやっていたので、ゴルフに対しても楽しむ気持ちがなかなか湧かなくて。そんな中で怪我をしてしまい、全部積み重なってしまったという感じでしたね。
-引退後、客観的な視点でゴルフを見るようになって初めて知ったことがあれば教えてください。
選手としてやっていた時は自分の飛距離を計算してコースの攻略法を考えていたので他の選手の攻略法は気にもしませんでしたが、レポーターとして客観的に見るようになると選手によって攻め方が全く違うのが見れて楽しいです。
-**改めてゴルフの魅力というのはどういうものでしょうか?**
ゴルフは幅広い年齢層ができるスポーツなので、色々な人との出会いがあるのとコースも毎週違うので、集中力や体力面、精神面も全て総合的に一番でないと毎週活躍できないです。常に練習しないといけない部分があり、奥が深いスポーツであるのが魅力だなと思いますね。
日米の国境を越えて、ゴルフの魅力を発信
-**引退する時のご両親の反応はどうでした?**
実は母親から『だらだらやらないようにどこまでやるのかを決めなさい』と言われて、『怪我の節目で辞めたら』と言われたので、やめようかなと。
-**引退後の趣味はありますか?**
昨年からテニスを始めて、ラケットも買って気合は十分なんですけど、まだ上手くなっていないです(笑)アメリカはアパートメントにテニスコートも付いていて何時間でもできるので、暇があればやっています。
-**もしゴルフをしていなかったら何をしていましたか。**
ピアニストになりたくてピアノを続けていたので、音楽を何かやっていたかもしれませんね。練習は好きではなかったのですが(笑)
-**片平さんの今の目標は?**
米国でレポーターとしてやっているので、カメラを通してアメリカツアーの魅力みたいなのを日本のジュニアやこれからプロになりたいと思ってやっている人たちに自分の経験を活かして色々と伝えていきたいです。ティーチングプロの資格も取ったので、直接教えたいというのもあります。
-**ゴルフがうまくなるためのワンポイントアドバイスがあれば、教えてください。**
パターが勝負になると思いますね。構えた時に自信が持てるものでないと実際のパットに影響してくると思うので、自分が一番快適に振れるパターがあるとスコアメイクに繋がると思います。
-**最後に読者へメッセージをお願いします。**
アメリカのゴルフツアーには世界の一流選手が集まってきています。その中で頑張る日本人選手の様子を日本の皆様にお届けしたいと思っています。放送を見て「実際にツアー観戦に行ってみたい。」「自分もアメリカのツアーでプロとしてプレーしてみたい。」と思ってくれる人が一人でもいたら嬉しいです。
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