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docomoがスポーツビジネス?敏腕マーケッターが語る業界で求められるもの

4社を渡り歩いて感じた“必要な要素”

スポーツビジネスをやる人にはパッションが最も必要なのでは?と思っています。おそらくですが、色々な人がこれに言及すると思うんですよ。ただし、僕は4社を渡り歩いているのですが、パッションはその仕事に就いてから使うものだとも思っています。仕事に就くことにおいて、スポーツが好きということは二の次、三の次。やりたいことも二の次で、その職種について正しいキャリアを持っているかというのがポイントだと思うんですよね。

例えばPRに就くのであればPRのベーシックのスキル、その業態にフィットしたPRの実績。マーケティングでスポーツメーカーとかスポーツ業界にいくなら消費商材とかのマーケティングスキル、マーケティングのナレッジが必要です。そして、仕事に就いてからスポーツが好きという情熱が生きてくる。

まずは、ベーシックのものがないと周囲は誰も判断できないと思います。それを僕が強く感じたのはairweaveにいた時だったんですよね。すごく伸びている会社だったこともあり、華々しいキャリアの人もたくさん来ていました。

ただ、皆さんすごいロジックと経験を持っていましたが、プラスαとしてスポーツがものすごく好きだった人はいませんでした。一方で、僕はスポーツがものすごく好きだけど、その人たちと対等に戦えたかというとそうではなかったと思います。その時に僕はすごく勉強しましたね。だからこそ、ベーシックな業種の知識と経験、実績を身につけて初めて、スポーツを好きかどうか、という部分が重要になってくるのかなと思います。

これからの時代ますます働き方は多様化してキャリアの積み方も変わってくるんだと思います。僕の憧れている元上司が「常に、今いる会社が最後だと思うな。腐るな。チャンスは必ず来る」と。

メジャーリーガーやサッカー選手、ワールドクラスのアスリートと数多く仕事してきたからかもしれませんが、退路を断って挑戦し続けることで、目標が近づいてくるんだと思います。何年たっても変わりませんね。成功している人は、全員がリスクやピンチをリカバリーしながら、前に進んでいる気がします。

【前編はこちら】

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