MLSの企業価値が上昇中。アメリカW杯に向けて投資が加速か
アメリカのプロサッカーリーグであるMLS(メジャーリーグサッカー)は、企業価値の向上が著しい。2018シーズンは全23チーム中16チームの営業利益が赤字だったが、リーグへの投資は加速している。
世界的経済誌「Forbes」の推定によると、2019年の全24チームの平均企業価値は3.13億ドルと、前年比で30%増加した。最も高い価値を示しているアトランタ・ユナイテッド(2018シーズン王者)の5億ドルは、NHL(ナショナルホッケーリーグ)の一部のチームを上回っているという。
*出典:[Forbes](https://www.forbes.com/sites/chrissmith/2019/11/04/major-league-soccers-most-valuable-teams-2019-atlanta-stays-on-top-as-expansion-fees-sale-prices-surge/#422810b951b5)
収益(Revenue)と営業利益(Operating Income)は2018シーズン*
2019年には、起業家のジョー・マンスエート氏が、シカゴ・ファイヤーを4億ドルのバリュエーション(価値評価)で買収した。2020シーズンからは新たに2チームを加え、26チームに規模を拡大。新規参入したインテル・マイアミの共同オーナーには、元イングランド代表のデイヴィッド・ベッカム氏や、ソフトバンクの孫正義会長らが名を連ねている。
2026年にはアメリカでのワールドカップ開催を控えており、この投資の流れは加速しそうだ。4大スポーツに迫るコンテンツとして、今後はどのような戦略を打ち立てていくのだろうか。
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