
THINK SPORTS『努力の天才』
「努力に勝る天才はなし」
スポーツの世界でよく使われる言葉だ。
コツコツと努力をした選手が、才能あふれる選手を上回るという話。
才能に恵まれなくても工夫を重ね、一流になった選手。
逆に誰もが認める才能がありながら、努力をしなかったために大成しなかった選手が例に出され、レベルアップしたい人に努力を促す。
スポーツをやってきた人なら、この努力の大切さを見聞きしたり、そうした指導やアドバイスを受けたことがあるだろう。
それだけに最近は努力をしない選手を見ない。
才能があると言われる選手も、ないと言われる選手も、皆、一様に努力をしている。
そうした現代の選手たちの中で差がついているのは、「努力をし続けられるかどうか」ではないだろうか。
日米通算で28シーズンプレーし、4367安打の世界記録を作った、野球のイチロー選手。10代でブラジルでプロ選手になり、なんと52歳の今も現役でJリーグでプレーする、サッカーのカズ(三浦知良)選手。
工夫を積み重ね、コツコツ努力をし続けてきたからこそ、ふたりの偉大な実績は存在している。今、クローズアップされるべきはふたりのような「努力の天才」だ。
彼らのスポーツに向かう真摯な姿勢、レベルアップのために工夫や努力を積み重ね続ける姿勢は、スポーツの枠を超えて、私たちに人生に向き合う姿勢を示している。
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