THINK SPORTS『怒りをコントロールする』

プレーがうまくいかないことに対する、自分への怒り、他人への怒り。

そうした感情を行動にすること、してしまうことは、これまでスポーツの世界では日常のよくある風景だった。

だが、怒りをコントロールできないと、パフォーマンスは上がらないことが研究でわかってきている。

期待していたプレーと実際のプレーに差があるときに、怒りの感情は生まれやすい。

選手であれば、心拍数が必要以上に上がり、プレーが雑になり、パフォーマンスや結果に波が出てしまう。

コーチの場合、怒りの表現は選手やチームに対して瞬間的な効果はある。しかし、繰り返しは禁物だと言われる。それは怒られる側の緊張が慣れに変わってしまい、最終的に選手やチームは、怒っている理由すらも理解しなくなるから。

怒りの感情は、起こってから6秒我慢すると、感情による行動を起こさずに収まっていくという話はよく知られている。

怒りをコントロールする。

スポーツに携わる者であれば、知っておきたいフレーズだ。

スポーツは怒りと共にあるものではなく、楽しむものなのである。

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