THINK SPORTS『目標とスポーツの関係』

スポーツをするうえで、目標を立てるのがいいという話を聞いたことがあるだろう。

アスリートであれば、自分が狙う成果のために、目標を立てて努力することで、パフォーマンスが上がる可能性を高められる。

エンジョイ層であれば、好きなスポーツを楽しく継続できるように、何か目標を定めて続ける支えにすることがあるはずだ。

目標には、結果に対する目標と、行動に対する目標があると言われている。

結果目標は文字どおり、「優勝する」「次の試合に勝つ」「自己ベストを出す」といった、結果に対する目標。この目標を意識すれば、パフォーマンスを上げる努力をしっかり行う助けになるし、日々何を行えばいいかがハッキリする。

ただ、実際の試合、競技会などで、緊張が強いと、結果目標は不安をかきたてるデメリットになりやすいことも言われている。

一方、行動目標は、パフォーマンス向上のため、日々の自分の行動に対する目標だ。たとえば練習での「ゴールの四隅へシュートを20本打つ」「5kmを25分以内で走る」などで、より具体的なもののほうが取り組みやすいとされる。試合の時であれば、「顔を上げて歩く」「笑顔でプレーする」などと行動目標を決めておくと、緊張を落としたり、冷静になれるメリットがある。

もっとも行動目標のほうも、自分のなかで結果目標がしっかり定まっていなかったりすると、集中力に欠けたり、ダレてしまうデメリットにもなる。

それだけに、結果目標と行動目標をうまく使い分けて、パフォーマンスの向上、継続につなげられるのがいいだろう。

目標とスポーツの関係を知って、日々のスポーツライフを充実させたい。

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