写真で振り返る東京五輪『大迫傑が男子マラソン6位入賞』

大会前、このレースを最後に引退を発表した大迫傑が、男子マラソンで6位に入賞した。

夏の気候が考慮されて北海道の札幌で開催されたものの、気温26℃、湿度80%という厳しい条件となり、参加106人中30人が棄権する過酷なものとなった。

レースはエリウド・キプチョゲ(ケニア)が31km付近からスパート。後続を見事に突き放して優勝し、世界記録保持者の貫録を見せつけた。大迫はこのキプチョゲのスパートで離され、一時は8位まで順位を落としたが、そこから巻き返して2位集団を猛追する走りを見せ、最後は6位でフィニッシュ。多くのファンに感動を与えることになった。

大学を卒業して実業団を1年で辞めてアメリカへ。日本長距離界の定番ルートを外れ、独自の路線でレベルアップしてきた。年々進化する世界トップレベルの選手たちと堂々と張り合い、今回「100%出しきった」という走りは大きな意味がある。

「次は若い世代に」と話し、ラストレースを終えた。

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