パーソルが3人制バスケを選んだ理由。「やりたいことがない協賛はしない」【PR】
具体的な取り組みを思いつかない協賛は、やらない方が良い
大浦:ここまで熱くスポーツについて話してきたので、「スポーツ事業部」的なものがあるのだろうと思われているかもしれません。違うんですよね。弊社では、意思ある有志が集ってそれぞれの専門性を活かしながらスポーツへの参入を図っています。
それぞれの本職で結果をしっかり残す一方で、プラスアルファとして有志で取り組んでいることとして、社内では応援していただいています。
ある程度自由度高くやらせていただいているとはいえ、お金をかけて取り組んでいることなので、当然3×3のメディアコンテンツのPV数などの数値は見てはいます。
ただ、数値が上がったから価値が高い、下がったから協賛をやめるというわけではありません。唯一スポンサーシップにおいて重要視しているポイントは、「協賛をしているパートナーさんと、どれだけ新しいアクティベーションを生み出せているか」ということです。
3×3で言えば、『Player’s Voice』のメディアコンテンツですし、プロ野球のパ・リーグさんとの協賛で言えば転職フェアなどが挙げられます。パーソルキャリアでないとやらなさそうな取り組みを常に模索しています。逆に言えば、具体的なアクティベーションが思いつかないようなスポンサーシップはやらないですね。
3×3のスポンサーシップを通じて今後具体的にやっていきたいのは、われわれの事業を活かした選手の転職支援です。まだまだ、競技と仕事を両立するのに苦労している選手もいます。競技に対して理解がある会社を紹介するなどして、仕事面から選手をサポートしていきたいです。
あとは、地域活性化へも関わっていきたいと考えています。3×3は競技特性上、スタジアムも体育館もないところでも試合をすることができます。普段なかなかスポーツエンターテインメントを開催できない地域へ3×3を持っていって、地域を盛り上げられたらと思っています。
地域が活性化するということは、人が集う、ということ。当然仕事が生まれるわけですよね。そこで本業である人材会社として何ができるのか、これから模索していきたいと考えています。
芦澤:「スポーツ×働く」という分野で、新しい情報発信の仕方も考えられたらと思っています。採用や求人って、SNSとの組み合わせが悪い部分もあるんですよね。
例えば良い求人が出ていたとしても、求人広告単体をシェアしてくれる人ってそうそういないわけです。でも「教師でありながら3×3の選手でもある」人のストーリーにフォーカスしていると、幅が広がります。生徒が見て「〇〇先生、バスケの選手しているんだ」と話題になったり、逆に選手としての一面しか知らなかった人は「〇〇選手、普段こういう仕事をしているんだ」と気づいたり。
SNSに力を入れている3×3ならではの波及効果だと感じています。まだまだ新しい取り組みができると思うので、力を入れていきたいです。
転職メディア事業部政策統括部ゼネラルマネージャーの芦澤直孝(あしざわ・なおたか)氏
大浦:コロナ禍で、日本全体で元気がなくなっている人が多いように感じます。スポーツコンテンツに投資をして、スポーツ界から日本を盛り上げていくムーブメントは、1社2社ではなく、みんなでやっていきたいです。
単純にスポーツビジネスは成長産業だと捉えているので、投資しておくべきだとも思います。繰り返しになりますが、投資するかしないかは、自分たちがそのコンテンツを使ってどれだけ新しいものを生み出せそうかが判断軸です。協賛を通じて、「こういうことができたらいいな」と思いつくのであれば、結果は後から自ずとついてくるので、ぜひ挑戦していただきたいですね。
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