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後の賞金女王につながった、キャリア最初で最後のプレーオフ【名勝負ものがたり】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

UPDATE 2021/09/14

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思い出すのは悔しい試合 その思いが賞金女王へとつながる

思い出すのは悔しい試合 その思いが賞金女王へとつながる(撮影:GettyImages)

歳月が流れても、語り継がれる戦いがある。役者や舞台、筋書きはもちろんのこと、芝や空の色、風の音に至るまで鮮やかな記憶。かたずをのんで見守る人々の息づかいや、その後の喝采まで含めた名勝負の数々の舞台裏が、関わった人の証言で、よみがえる。

4人で通算67勝!女子プロ選手権に集まったレジェンドたち

敗北やから多くを学び、後の自分の糧とする。勝負の世界で大切な子のことを、村口史子は経験している。1999年に賞金女王を手にするエネルギーにもなった忘れられない悔しさは、1998年ヤクルトレディースにあった。

OLから一念発起して5年でプロゴルファーに転身。1990年にデビューした直後、村口はそんな珍しい経歴で注目されていた。以来7年間、ツアーで実績を積み、通算4勝。特に1997年には初めて賞金ランキング9位。満を持して臨んだのが、1998年シーズンだった。

シーズン9試合目のこの大会までの成績は、予選落ちは2度あるが、それ以外はまずまず。トップ10にも1回は入っている。序盤戦を終え、いよいよ選手たちにエンジンがかかり始める5月半ば。福岡国際CC(福岡)を舞台にした同大会初日は、1オーバー26位タイ。首位の金愛淑(韓国)、岡田美智子とは3打差と、悪くないスタートだ。

女子プロ1期生の岡田の名前を見てもわかるように、まだまだツアー黎明期のベテランが存在感を示す中、若手がその牙城を切り崩していった頃。現在のツアーとは違い、31歳の村口も若手の一角を担っていた。

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