
1959年にアメリカで設立されたゴルフメーカーの「ピン(PING)」は、名手が好んで愛用する最高クラスのクラブを販売しています。
何と言ってもそのメーカー名の由来ともなったパターの評判は素晴らしく、2020年代の現在でも多くのゴルファーに愛用され続けています。
日本国内では展開が小規模なので少々マニアックなイメージがありますが、初心者から上級者まで非常に扱いやすいクラブが多いのです。
この記事では、そんなゴルフメーカー「ピン(PING)」の特徴や魅力について解説していきたいと思います。
「ピン(PING)」の歴史
ピンの設立は、世界最大の総合電機メーカー「ゼネラル・エレクトリック」のエンジニアを務めていたカーステン・ソルハイム氏が自宅のガレージでオリジナルのパターを制作したことがきっかけと言われています。
第1号である「PING 1-A」は、従来のパターとは違った構造となっていて、内部をくり抜きヘッド中央にシャフトを差し込んだデザインでした。
これによって、ヘッドの重量が分散され打ちやすさが向上したのです。
社名の「ピン(PING)」は、ゴルフボールを打った時の「ピーン」という打音が由来となっています。
ピンの定番モデル「ANSER」が空前のベストセラー
ピンの「ANSER」は、爆発的なヒットとなりましたが、その理由は、画期的な「やさしさ」でした。
ミスヒットに寛容なパターとして人気が広まっていったのです。
ちなみに、「ANSER」という名称は、ソルハイム氏が良い名前が思い浮かばず悩んでいた際につまのルイーズさんが「ANSER(答え)と付けたらいいのでは?」とアドバイスしたことによって決定したと言われています。
キャビティバックパター
ピンのパターは、中央付近の質量を減らしトー側とヒール側に重さを分散する「キャビティバックパター」となっています。
ミスヒット時も安定してボールが転がってくれるのです。
オフセット設計
ピンはフェース面をシャフトの延長線の後方に設計しています。
これによって安定した順回転を実現し、目標に向かってスムーズにボールを転がせるのです。
直線でヘッドデザインが構成されている
ピンのANSERパターは、多くの直線でヘッドデザインが構成されているので、自然と目標に対してセットアップすることができるのです。
まさに「やさしいパター」と言えるわけです。
PING 2021パターシリーズ「ANSER2」はさらに進化!
「ANSER」のニューモデルとなる「ANSER2」は、1975年に誕生しました。
そんな世界的名手たちのツアー優勝に大きく貢献してきた「ANSER2」は、2021年にPING 2021パターシリーズ「ANSER2」を発売します。
さらに進化した「やさしさ」によって、最高の「打感」と「打音」が加わったのです。
トッププロたちも、こぞって絶賛しています。
・「めちゃくちゃカッコイイ。構えやすくて安心感がある(渋野 日向子選手)」
・「小さなストロークでコントロールしやすい。自分でライン調整できる(鈴木愛選手)」
・「白いラインとヘッドの両端が伸びて平行な感じが出しやすい(塚田好宣選手)」
・「凄く構えやすい。横に合わせられるラインが多くターゲットが絞りやすい(比嘉 真美子選手)」
フェースインサート
PING 2021パターシリーズ「ANSER2」には、フェース面にソフトPEBAXとハードPEBAXの2重構造インサートを搭載しています。
これによって心地良い打感としっかりとした打音が得られるようになったのです。
高MOIデザイン
ピンのパターは、ミスに寛容であるという特徴がありますが、さらに開発を進め、「同じヘッドの大きさで更にミスに強くする工夫」を追求していきました。
ヘッドの慣性モーメントアップを実現した「高MOIデザイン」によって、さらに進化したのです。
ピンのパターはフィッティングも楽々
ピンのパターの魅力の1つが、「自分で簡単にフィッティングできる」という点です。
スマホアプリの「iPING」を使用すれば、ストロークのタイプやストロークテンポなどを計測でき、11種類あるピンパターから自分に合ったパターを選ぶことができるのです。
「ANSER」以外にも魅力的なパターがズラリ!
ピンで販売されているシリーズは、「ANSER」だけではなく、他にも魅力的なパターが多く存在しています。
構えやすさと操作性を兼ね備えた「TYNE4」や丸穴形状のヘッドデザインが特徴的な「SIGMA2 FETCH」、弾き感を求めるゴルファーにおすすめな「HEPPLER TOMCAT14」などのラインナップとなっています。
まとめ
今回は、ゴルフメーカー「ピン(PING)」の特徴や魅力について解説してきました。
ピンは、「やさしいパター」という代名詞があるほどミスに寛容なパターです。
初心者から上級者まですべてのゴルファーの満足度を高めてくれるはずです。
スマホアプリで簡単にフィッティングもできますし、新宿や秋葉原、武蔵浦和にはフィッティングスタジオもあります。
ぜひこの機会にピンを試してみてはいかがでしょうか?
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