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松山英樹はランキング50位滑り込みに正念場 逆転へのシナリオは?

松山英樹の現在地をおさらい(撮影:GettyImages)

<フェデックス・セントジュード選手権 3日目◇12日◇TPCサウスウィンド(米テネシー州)◇7243ヤード・パー70>

出場人数が絞られているプレーオフシリーズ。フェデックスカップ・ランキング57位から、次戦の「BMW選手権」に出場できる同50位、そして最終戦「ツアー選手権」の30位と順位を上げていきたい松山英樹だが、3日目までの成績では暫定57位のままで変わらず、背水の陣で初戦の最終日へと向かう。

予選カットのない初戦。BMW選手権に進出するためには、ほかの選手の成績にかかわらず、少なくとも25位に入らなくてはならない。現時点ではトータル4アンダーの38位タイにつけ、ボーダーラインとの差は3打(16位タイ)。そのラインを残り18ホールで追い越す必要がある。

この3日間の平均ストロークは『68.67』で、パー70で単純計算すればおよそ1.5アンダー。このことを踏まえると、日曜日に松山が「65」または「66」をマークすればチャンスがある、とツアー公式サイトは発表した。松山が同コースで「66」以下をマークしたのは、過去3度。2021年大会では3日目に「64」、最終日に「63」を叩き出して2位に入った。もちろん、不可能なことではない。

ツアー現役選手最長となる“10年連続”でのツアー選手権の出場もかかるが、それだけではない。出場資格が絞られて賞金もポイントも大きい、いわゆる“格上げ”試合であるシグネチャー大会への出場権を得るためにも、今大会終了時点でのランキング50位は、非常に重要な位置づけとなる。日本のエースが正念場を迎える。

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