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シャフトの“精度”がもたらすメリットとは? 三菱ケミカルがこだわる「±1」の意味

発表されたばかりの最新モデル『VANQUISH™VV』の先端側にも「PRECISION CRAFTED ±1」がプリントされている

シャフト管理の厳格さを示す「±1」という数字の意味

三菱ケミカルがシャフト開発において重視している「±1」という数字がある。これは「PRECISION CRAFTED ±1」というテクノロジーで、製品ごとのバラつきを徹底的に排除し、重量で±1グラム、シャフトの硬さを示す振動数で±1cpmの範囲で製品を管理することを指している。

ゴルフクラブは工業製品である以上、大なり小なり“製品誤差”というものが発生する。一般販売するために大量生産をするとなれば、誤差の範囲が大きくなるのは避けられない。しかもシャフトの場合、同じモデルであっても、さまざまな重量、フレックスのものを用意しなければならず、その中で「±1」というごく小さい誤差の中で製品を厳格に管理するのは非常に困難なことだ。なぜなら、素材となるカーボンシートの選定や製造技術の高さ、検品体制の確立など、クリアしなければならない課題が多いからだ。

しかし、そのほぼ不可能に近い製品の精密な管理をやってのけているのが三菱ケミカルというメーカーだ。最適な材料開発から高精度の成型までを一貫して管理できる世界で唯一のシャフトメーカーだからこそ可能なことで、その製品精度の高さは群を抜いている。

その強みが最も生かされているのが、5月12日に発表されたばかりの最新モデル『VANQUISH™VV』だ。30〜50グラムという開発の難しい重量帯であるにも関わらず、「±1」の高精度を実現しているという。

ここで気になるのが、シャフトの“精度”がゴルファーにどんな恩恵をもたらすのか、ということだ。そこで今回は4plus Fitting Labo & Golf Salonでアマチュアゴルファーの最適なクラブ作りをサポートしているフィッターの吉川仁氏にシャフトの“精度”がもたらすものについて聞いてみた。

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