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石川遼&稲森佑貴ペアの登壇パフォーマンスが大盛況 「最終ホールで現実に…っていうのがオチ」

石川遼のショットに稲森佑貴が「フォア―!」と叫んだ(撮影:上山敬太)

<Hitachi 3Tours Championship 最終日(1日競技)◇10日◇大栄カントリー倶楽部(千葉県)>
 
JGTO(国内男子)、JLPGA(国内女子)、PGA(シニア)の3ツアー対抗戦「Hitachi 3Tours Championship」では、開幕するにあたってスターティングセレモニーが行われるのが“恒例行事”となっている。JGTOチームのリーダーを務めた石川遼は、1stステージでペアを組んだ稲森佑貴と登場した。

「僕の“自ギャグ”ですね。佑貴がキャディ役で、完全に僕が監督で、キャスティングと脚本も書いた。なにも練習はしていなくて、とりあえず話だけしてやった感じなんです」と石川の発案で行われたパフォーマンス。稲森がバッグを担いでいるような姿で登場し、石川にゴルフクラブを渡す。受け取った石川はその場で華麗にスイングを決めると、稲森が大きな声で「フォア―!」と絶叫。隣にいた石川が片ヒザを地面につけてガッカリした様子を見せると、会場は笑いで溢れた。

「最初はシンプルに、スイングをして『フォア―!』って叫ぶだけを考えていたんですが、佑貴が『じゃあ僕がキャディバックを担いで、クラブを渡すのもやっていいですか』と、俳優さんからどんどん良いアイデアが出てきたので」とブラッシュアップ。稲森の積極的な提案によって、二人の予想以上に大盛況となった。

キャディ役の稲森は、「会場の音楽がすごく鳴っていたので音の大きさに負けないように叫ぼうと思って。声が裏返らないか心配でした(笑)」と笑って振り返った。それも朝一の大声パフォーマンスには「めちゃくちゃ気持ちよかったです(笑)」と話した。

だが、それはパフォーマンスだけにとどまらず…。この日の最終ホールでは石川がティショットを右に曲げ、OBを喫した。「最終ホールで現実になりました、っていうのがオチですね(笑)」。そんなエピソードで幕を閉じた3ツアー対抗戦だったが、国内男子ツアーを少しでも盛り上げようとプレー以外のところでも工夫をする石川の姿に、ギャラリーは大満足な様子だった。(文・高木彩音)

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