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チョン・インジ率いるチーム韓国は連覇なるか「間違いなく、また勝てる」

唯一の大会経験者チョン・インジが韓国チームを引っ張る(撮影:南しずか)

<ハンファ・ライフプラス インターナショナル・クラウン 事前情報◇3日◇TPCハーディングパーク(米カリフォルニア州)◇6550ヤード・パー72>

チーム韓国が連覇に燃えている。世界ランキング3位につけるコ・ジンヨンは「間違いなく、また勝てる」とその想いは強い。

前回大会は5年前に地元韓国で開催された。そこで世界一を味わったチョン・インジは「本当に国のために勝ちたいという思いが強かったので、肩に力が入っていたのを覚えている。その1週間はとにかく素晴らしくて、すべての瞬間が最高だった」と5年前を振り返る。インジはチームのなかで唯一、今大会の出場経験があり、第2回大会(2016年)は2位、続く第3回大会(18年)で優勝を飾った。

当時はチーム最年少だったが、28歳になったいまは、最年長としてチームを引っ張る立場となった。「2018年は他の選手についていこうとしていた。正直なところ、そのポジションは今年よりも良かった」とチームリーダーとしての責任をひしひしと感じながら苦笑いを見せる。それでも「いいチームワークを作っていきたい。韓国語でいう“グンダ”(老害)にはなりたくない(笑)」と冗談めかしながら、経験者として、リーダーとして雰囲気づくりに励む。

ジンヨンは18年に出場資格を得ていたが、事情により出場することはできず。さらに予定されていた20年大会はコロナ禍によって中止となり、やっと“初出場”が叶った。「とても楽しみ。チームの選手たちは本当に素晴らしい。ベストを尽くしたい。どうなるかは…見てのお楽しみ」と、冷静な顔つきながらも胸の高鳴りは抑えられない。

そして、チーム韓国には米ツアー通算5勝のキム・ヒョージュに加えて、古江彩佳、渋野日向子と“ツアー同期”のチェ・へジンが名を連ねる。ヘジンは「チームメイトはわたしよりもみんな年上で、面倒をよく見てくれている。今週一緒にプレーできることが本当にうれしい。チームの雰囲気も最高」と、尊敬する“お姉さんたち”とチームになれたことを喜ぶとともに、その背中にしっかりついていく。

米国に次ぐ第2シードとして迎える今大会では、予選は日本チームと同プールになった。この4人はメジャー6勝を含む米国女子ツアー通算23勝を挙げており、その実力は折り紙付き。初優勝を狙う日本、そして王座奪還を目指す米国を前に、大きな壁として立ちはだかる。

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