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古江彩佳は短いパットに苦戦 入れたい気持ちを抑えて…合言葉は「打つことに集中」

古江彩佳はパットに苦戦して伸ばしきれず。修正して再びのビッグスコアを狙う(撮影:ALBA)

<BMW女子選手権 3日目◇21日◇ソウォンバレーCC(韓国)◇6647ヤード・パー72>

上位との差を埋めることができなかった。古江彩佳は風が吹くなかで「71」。アンダースコアに及第点を与えるも、「ショートパットで苦しんでいるので、そこが悔しい」とグリーン上で苦戦した。トータル6アンダー・17位タイに後退し、首位との差は6打のまま。最終日での巻き返しを目指していく。

2番からの連続バーディで幸先良いスタートを切ったが、4番パー3で3パットのボギー。「自分の思ったところには出せていたけど、思ったより曲がらなかった。読み切ることができなかった」と流れに乗り切れない。7番パー3では寄らず入らずのボギーで落とした。

風が吹き始めた後半は、12番パー4はアゲンストの風に戻されて「フェアウェイに届かないくらいのティショットだった」と追い込まれたが、ナイスパーセーブ。続く13番をバーディとすると、16番では4メートルをねじ込んでガッツパー。「75」の前日と比べれば合格点だが、上位追撃には物足りない結果だった。

強い風に加えて、尾根の位置にピンが切ってありタフなセッティングだった。それに対応しきれなかった。「傾斜がないように見えても結構あったりする。自分のフィーリングと打った感じが違うので、難しい」。わずか一筋で決まらず…という場面も多く、3メートルにつけても“チャンス”とはなかなか思えない。さらにロングパットを残せば、アンジュレーションとグリーン自体の速さとの計算が複雑で「タッチ合わせが難しい」と警戒するシーンが続く。

ストロークが悪くない分、パットの調整は一筋縄ではいかなさそうだが、「入れたいという気持ちはあるけれど、打つことに集中して“思ったところに出す”という考え方に変えるようにはしている」と思考を切り替えていく。チャンスで伸ばし、そしてスコアロスを減らすことが重要になってくる。

初日はボギーフリーの「64」を叩き出したが、2日目は5つ、きょうは2つのボギーがあった。「もったいないボギーがきのうもきょうもある。パーセーブをできたら。リズムを自分で落とすことなく、いい流れのままできるように注意しながら回りたい」とポイントに挙げながら、1カ月半ぶりの主戦場でのプレーを最高の形で締めくくりたい。(文・笠井あかり)

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