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バーディ量産で104位→8位にジャンプアップ 岩崎亜久竜が“一球入魂”の大逆転Vへ

初日104位から大まくり。岩崎亜久竜が大逆転Vを狙う(撮影:米山聡明)

<東建ホームメイトカップ 3日目◇11日◇東建多度カントリークラブ・名古屋 (三重県)◇7069ヤード・パー71>

2023年「日本オープン」覇者で、ツアー通算2勝を挙げている岩崎亜久竜が、リーダーボードを一気に駆け上がった。初日は2オーバーの104位タイと出遅れたが、2日目に「66」をマークして41位タイに浮上。さらに3日目には、この日のベストスコアとなる「64」を叩き出し、通算10アンダー・8位タイまで順位を上げた。

初日は「グリーンの硬さにすごく悩まされた。(グリーンを狙うときの)タテ距離(の感覚)がぐらついて、なかなかチャンスにつけることができなかった。バーディが取れる気がしなくて、どうしてみんなはこんなに伸びているんだろう…と思っていました」と振り返る。ショットの感触は「悪くなかった」だけに、「本当にかみ合わなかった」と首をかしげながら苦笑いを浮かべた。

しかし、2日目からはグリーンのコンディションに対応し始め、バーディチャンスを演出する機会も増えた。初日に31回と苦しんだパッティングは、2日目が27回、3日目は23回と徐々に改善。この日の前半14番からは6連続バーディを記録するなど、2日間で奪ったバーディは実に15個にのぼった。

トップとは7打差があるが、「優勝」を最後まで諦めない。「目の前のことに集中して頑張りたい」と“一球入魂”の精神で挑んでいく。

オフにはアパレル契約を結ぶアディダスゴルフのイベントで、「賞金王になって、(来シーズンは)PGAツアーで戦いたい」と今季の大きな目標を掲げていた。“ホップ・ステップ・ジャンプ”で大逆転を果たし、長いシーズンへの弾みをつけたい。(文・高木彩音)

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